どうもでございます。

 

早いもので6月も終わりに近づいたわね。

つまりはよ、今年の半分が終わっちゃうって事。

いやぁ・・・あたし、なーーーんもしてないわ。

後半戦で想い出ができるような出来事でも

あればいいけれど起こりそうにないなぁ。

 

さて。

前回のつづき。

 

そのロマンスグレーの先生。

個人的には好印象な感じで合格。

なんだろう?可もなく非もない絶妙な印象。

事前に検索した情報から予測するに、

日々いろんな人のおしりを見てる達人のハズ。

 

「いつから?最近は?」

「どんな症状?痛む?」

「ひっこむ?出血する?」

「どんなうんにょ?」

 

顔を赤らめる余裕もないくらい。

いろいろ聞かれちゃったなぁ。

ドクターはね、あたしが抱えている問題に対して

すごくまじめに捉えてくださって説明してくれる。

 

「便はね、歯磨き粉のようなペースト状。

 症状が辛いときにはマヨネーズのような・・・」   

日用品を例えにしてくれるんだけども、

ドクターに感情が無さ過ぎてちょっと面白い。

多分、毎日同じようにうんにょの説明してるんだと思う。

 

「じゃ、ちょっと診ましょうか」

それまで陰に隠れていたヨシ子(仮)がさっと動いた。

それがまるで号令のようなもんなんだろうな。

あたしは、ヨシ子(仮)の指示に従いベッドに横になる。

もちろん、上向きじゃなくて胎児の姿勢。

 

「ちょっと、さわりますよぉぉぉ」

「息をふぅーーっと、ふぅーっと吐いてぇ」

「はぁーい、いいですよぉ、その調子ぃぃ」

「あーなるほどねぇ・・・、手前に一個。

 あと、その奥に大ボスがいますねぇ」

「これが痛みの原因になってますよ」

「じゃ、写真撮りますねぇ」

 

ドクターが一方的に実況してくれた。

ヨシ子(仮)はあたしの手をずっと握っててくれてる。

 

そして、ベットから降りて説明を受ける。

実況中継してくれてた内容と変わらないんだけど。

 

質問。

キミたちはさ・・・。

液晶画面いっぱいに広がった自分のこーもんを見た事があるか?

 

あたし、そんなのを見せられるなんて思ってもいなかった。

 一生の思い出の1つとしてエントリーできるわよ。

しかもね、症状が主に悪いのは内部の方なので

外見は一般的なそれでなんともないの。

なら、見せる必要ねーーじゃんっ!と、

突っ込みたくなるのを必死で押えたわ。

 

「ま、切除ですね」

ためらいなくドクターは言った。

 

「じゃ、早々に切っちゃってください」

長々と薬で治療するよりも切除してオサラバするほうが

あたしの希望に沿っているので、日程含め3秒即決。

でも、手術までに血液検査とか検尿をしなきゃダメだったりで、

自分の都合もあったりして3週間後が術日となった。

 

しかーし。

 

あたしの身からはがされるのを予感したのか?

そんなにそこは居心地のいい場所だったのかい?

その日を境にしたかのように、奥の大ボスが暴れ始めた。

痛みもあるし、かなり腫れてしまってたんだと思う。

 

トイレがなにしろ辛かったわね。

大ボスに通路を完全に塞がれてしまってる感と猛烈な痛み。

病院に行っておいてホント良かったと思ったわよ。

結果、あたしは指折り数えて術日を待ってたのよね。

はやく、一刻も早く切り取ってスッキリ無痛になりたい。

処方されたボルタレンを握りしめながら願ってたわ。

 

そして、やっと念願叶う日がやってきたのよ。

 

 


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