先日の保育所公演で「赤ずきんちゃん」と併演で上演した「おともだち」
これに登場するキャラクターたちは、
主人公のさんかく君のほか、
お風呂で使うボディブラシ君だったり、
イガイガのボール君だったり、
積み木が連なったようなクレーン君みたいだったり・・・
なんだか身近に転がっていそうなアイテムたちが次々と出てきては、
さんかく君とかかわり、遊んだり・・・
時には、転ばされたり・・・
導入部では、
サイコロのようなしかく君を、子どもたちの中から希望者に出てきてもらい、
好きなように動かしてもらうのですが、
これが、その時々でいろいろなアイデアが出てきてなんとも愉快なのです~♪
自分の仲間が思いついたアイデアに、
他の友達も大いに刺激を受けて、
次は僕、今度は私と
ドンドン違う発想が出てきそうな時もあります。
時に、子どもの動きは、われわれにも最高のヒントとなり、
作品にも進化を与えてくれることがあります。
ともすると、大人は、理屈でおしていこうとしますが、
子どもは、まず感性で楽しみます。
それを見た瞬間に
「面白い動き!」
「ここちよいリズム!」
と感じたら、すぐにのってきてくれます。
だから、大人たちが、
理論的に、次はこう来て、この次はこうで・・と
組み立てていこうと思っていても、
そこで、リズムが崩れたり、何かぎこちなさが出てきたら
何かが違う!
と思ったほうがよさそうです。
何はともあれ、
この作品、
いつも、とても小さい子たちから、
楽しんでくれている
現実があります。
言葉がないから、その分
動きで感じる何かがあるのだと思います。
けらけら笑ってくれる声や表情に載せられて
私たちの演技も進化しているのです。
演技の上で心がけていることは
「とにかく自分が楽しむこと」
これにつきます。