Aladdin15 修理 大阪
『50年位前のアラジンの修理できますか!?』というお電話があり修理依頼を承りました。
ノブ(芯上下の)が空回りして、芯が上がって来ないとのこと。50年前なので、16型か15型かな。
16型だと、内部のシャフトが外れるパターンが多いのでそれか。15型だとネジが舐めてたら怖いなぁ~・・・とか考えてました・・・。
ドキドキで箱を開けると・・・
15かぁ~・・・。なんじゃこれは・・・!!
前後、逆にフレームに組んでありましたが・・・それにしても・・・詳しい人は、もう、気付きましたよね~・・・。
そう、DX(デラックス)なのに、窓が一つなんです~・・・。何百台となくアラジンを見てきましたが、これは初めて見ました~!!。後から詳しく説明しますね~。
~~早速、内部を見てみましょう~。~~~~~
芯外筒を外すと・・・ああ、芯固着ですね・・。早速、アームを外して動作確認。おー、バッチリ動きます、ホッと一安心。芯交換でOKですね~。
その前に・・・スプレッダーがびくともしないです・・・。ヒートガンでしつこく炙ります・・。
やっと取れました~。変質灯油がタール状になり、松脂のごとく接着してました・・・。オイニーツイキーです。。
芯も完全に固着しており、BAHCOを使って引き剥がしました。
AICの芯なので、20年位前に交換したのでしょう。
松脂がこびりついているので、先ずは、タンクの徹底洗浄からですね~。
全バラにして、清掃&ボロボロになったマイカの交換をしたいと思います。
15~16初期は、ネジ止めのギャラリなので分解が容易でGOOD。
相当のゴミが溜まってました・・。
窓一つですが、内張り付きです・・・謎。
反対側は、ブラインドリベット留め。
窓2つ用と同じネジ位置が設けてありました。窓は1つだけど、内張り付きだから、DX(デラックス)なのか・・・。クロームのアンダーフレームと、白色ボディはDXの要素だけど・・・。
全バラで清掃済み。あっ、ネジは全部外れたので、ナッターの箇所は今回外しませんでした・・・・・・・・・・<それやるとコストが掛かるからですね。
新しい芯に交換して。
点火~!。
おお、スバラシイ~!!。美しい!! 動作もOK!!。
オクタゴン(八角形)ノブ
当時モノのウォータースライド(水転写)シール。
コーションプレート。珍しいモデルなので撮っておきました。
No .H42206 後期のDX15型ですね。
一応、デラックスなんだなぁ~これが・・(笑)。
裏面
マイカ交換しました。
タンクの上半分が、鉄製でした・・。 マグネットのVESPA
下半分は真鍮製。15のHALF&HALFは前にも見たことあります。オクタゴン仕様はこれが多いですね。 ・・タンク下半分にはくっつきませんでした・・。
窓一つの15DX、僕は初めて見ましたが、ぐぐると出てきたので、稀にある様ですね。