ナゴヤドーム | VIVA SPORT !

ナゴヤドーム

現在はどの球団もドーム化が進んでいます。
中日ドラゴンズもその流れで1997年、ナゴヤ球場からナゴヤドームに本拠を移しました。
最近は球場のあり方についての議論がよくなされていますよね。
僕は中日ファンなので、よく行く球場と言えばやはりナゴヤドームです。
そこでナゴヤドームについて感じていた事を書いてみようと思います。

97年に移ったわけですが、まず最初に感じたのはチケットの値段の高さ。
一年目は初物見たさで客は入りましたが、そこからはどんどん減る一方でした。
去年料金の値下げが行われ、以前よりは解消されたものの、正直まだ高いんじゃないかと思っています。

そしてこれが一番戸惑ったのですが、外野席のあり方です。
まず普通の客では外野の2、3階席には入れないでしょうね。
ナゴヤドームの外野は2階席、3階席、5階席がありますが、5階席は非常に見づらいです。
かと言って2、3階席は何時間も前から並んでも無理と言う状況です。
原因は外野の年間シートや応援団、席取りの問題があるようで、今のところドーム側は黙認のようです。
正直、ファンのための球場と言う観点から見れば、ナゴヤドームは全国でも最低のレベルじゃないのかなぁ、と思っています。

選手のための球場という観点から見ても、グランドはベース付近の土以外は管理の必要はない人工芝で、選手が思いっきりプレーできる環境とは言えないでしょう。
これは他のドーム球場にも言えることでもありますが。

時々、現在は二軍の専用球場となっているナゴヤ球場が懐かしくなります。
屋根はないので夏は暑いけれど、その分ジュースやビールはおいしく、点が入れば家で切ってきた紙吹雪を思いっきり舞わす。
内野は土、外野は天然芝で、いかにも日本の球場という感じでした。
ナゴヤドームでは常に温度は保たれていて、紙吹雪は禁止。
ベース付近の土以外は、内外野共に人工芝が敷き詰められている。
確かに見た目はきれいで、さらに快適ではあるけでど、やはり人が造った感じがモロにして、風情がないんですよね。
まあこれは個人個人の好みでしょうけれど。


ファンと選手の為に造った野球専用の球場があればなぁとは想いますが、もうナゴヤドームは建ってしまっているわけで、この先数十年は使うでしょう。
ないものねだりはできません。
一種のテーマパーク的な空間を作ることはできないでしょう。
だったらせめてこのナゴヤドームをもっとファンが足を運びやすくなるよう、値段・席の改善等をしていってもらいたいです。
でないとますますファンの球場離れが進んでしまいます。

それを思えば、東北楽天イーグルスの本拠地宮城球場にはファンが気軽に足を運べ、選手が思いっきりプレーできる環境を整えていって欲しいですね。
そしてすぐにとは行かないでしょうが、球場全体が一つのテーマパークのような、現在の日本にはないような球場になって欲しいと願っています。
そして日本の各球団が将来、それをモデルに球場を展開して行ったら日本のプロ野球と言うものが、もっと近くに感じられるんじゃないかなぁ、と考えています。


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