たまーにひょっこり登場する禁煙ネタでございます。


1ヶ月くらい前に、久しぶりに健康診断を受けたと書きましたが、結果を聞きにいったときのこと。今回は内科的には「特に心配することはありません」とのお言葉をちょうだいしてきました。説明を受けて、お礼をいって席を立とうとした時に、お医者さんが「ちょっと聞いてみようかな・・・」って感じの口調で「ところで、禁煙は続いてますか?」と尋ねられました。


「はい、続いてます。もう全然大丈夫ですねー」と元気よく答えたら、「ほぉ~」という表情をされたので、「○○病院でニコチンパッチ処方していただいて禁煙しました。最初の1ヶ月はちょっと苦しいこともありましたが、今はもう全く吸いたいとも思わなくなりましたよ。タバコ止めたらイライラする回数も減りましたね」とさらっと言ったら、さらに興味深げな顔されて「どうしてまたイライラしなくなったの?」と聞かれました。「あ、それはニコチンが減って“タバコ吸わなきゃ”って思うことがなくなったから、ニコチン切れによるイライラはなくなるわけです」と説明すると、お医者さんはさらに「へぇ~なるほどねぇ~」と頷いておられました。


私が禁煙外来に通っていたときの担当のお医者さんは、ご自分はタバコ吸わない方だったようで、いまいち喫煙者の気持ちとか心細さとかメンタルな部分は汲んでもらえず、背中の痒いところに手が届かないようなもどかしさを感じて心残りでした。そりゃ吸わない人はわからないのは当たり前なんですが。そもそも、高いお金かけて禁煙外来に通うんだから、お医者さんの言葉だって処方のうち。禁煙者への第一歩を踏み出す者にとって、お医者さんの存在はココロの支えでもあるわけでしょう。禁煙外来は、フツーの風邪引きとかの病気とは違ってメンタル面がすごーく重要だと私は思うからこそ、(病気を発症した人へのドクターストップは別として)健康な喫煙者に対してもニコチンの毒や健康被害とかを強調して脅すようなやり方だけじゃなくて、患者にあった的確な診断と指導をお願いしたいのです。


さらに、今春からニコチンパッチも医療保険が適用になったことによって、おそらく普通に街のお医者さんで処方されるケースも増えてくるんじゃないでしょうか。だから、喫煙者がタバコ止めようと思ったときに感じる不安・・・禁煙初期の心細さとか、禁煙後のことなどの具体的な事例を、お医者さんに知ってもらうことも大事じゃないかな、と思うのです。


余計なお世話かもしれないけど、もしよかったら禁煙に成功された方でお医者さまとお話する機会がありましたら、お話してみてくださいな。オトナなのに、ちょっと褒めてもらえたりして、くすぐったいような嬉し恥ずかしさも味わえるかもしれません??(笑)