mixi・モバゲー・GREEのビジネスモデル比較 | インターネットビジネスニュース|ソーシャルメディア(Twitter・Facebook・ネット通販・ブログ)

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mixi・モバゲー・GREEのビジネスモデルを比較した興味深い記事が
ありましたので、ご紹介。


最新決算情報に基づく、mixi、モバゲー、GREE、ニコニコ動画
のビジネスモデル比較


(2009/5/14、インターネットコム)



■ 日本トップのメガ SNS「mixi」

したがって有料課金のツールが限られるため、
米国型で広告収入に依存したビジネスモデルに
なっており、現時点では広告収益以外としては
有料会員サービス「mixiプレミアム」の売上のみ、
約7%とごくわずかだ。



現在、PC 利用が低迷する一方、携帯利用は
急成長しており、実はすでに70%以上が携帯
からのアクセスとなっている。



自社コンテンツを強化し、複合型ビジネスモデルで
利益率を高めているモバゲーや GREE タイプに対し、
mixiはコンテンツを外部に求めるオープン化戦略を
志向している。



これは Facebook に代表されるビジネスモデルであり、
彼らが一気に Myspace を抜き去る要因となった
コンテンツ差別化戦略である。



外部アプリケーションで得られる収入の多くは
開発デベロッパーのものとなるため利益率は
低下するが、多様なサービスをコストなしで
取り込むこととなり、モバゲーや GREE と
異なる成長曲線を描き始める可能性がある。



会員数1,500万人を超える日本最大のSNSである
mixi は、モバゲーやGREEと比べコンテンツが弱い。



現時点で会員数ナンバーワンのSNSがmixi。



ケータイ利用は急成長中。



招待制から登録制へと移行する予定。



ビジネスモデルは、主に広告収入型モデル。



mixiアプリなどを投入予定でさらなる成長が期待される。




■ ケータイ SNS のパイオニア「モバゲータウン」


(1)ユーザーは、ケータイ無料ゲームという
キラーコンテンツに惹かれ集客される


(2)ゲームアイテムやアバターで消費マインド
を刺激される(これは韓国メガ SNS「CyWorld」の手法)


(3)欠乏気味の「モバゴールド」を獲得するために、
モバゲーを通じて EC サイトを訪問する


というステップを通じて、広告収入を上回る
アバター収入やアフィリエイト(成果報酬型広告)収入
を得ている。



近年のモバゲータウン収益急拡大は、
このビジネスモデルに起因するものだが、
ここに来て成長鈍化が顕在化した。



会員数は堅調に伸びているが、

ページビューは微増にとどまり、売上の7割を超える
アバター/成果報酬型広告売上が四半期ベースで
減少傾向となっている。



広告代理店との包括提携で純広告売上が増加し
今期は一定の成長を見たが、GREE の追い上げも
激しく、次の一手が期待される。


モバゲータウンは、1,100万人の会員を持つ
携帯 SNS および複合型ビジネスモデルのパイオニアだ。

スタートは、ケータイSNSに特化したものだったが、
のちにPCでも利用できるようになった。



ビジネスモデルは、主にアバター収入・アフィリエイト収入
による課金モデル。



集客手段は、無料ゲームというコンテンツである。



「無料ゲーム」のモバゲーから
「ケータイポータル」としてのモバゲー

を目指している様子。



■ 最も収益性の高い複合型ビジネスモデルを持つ「GREE」



GREE の特徴はその柔軟な戦略性だ。



PC では mixi に圧倒されたため主軸を携帯にシフトし、
花丸急成長だったモバゲータウンのコンテンツや
ビジネスモデルの良いところを忠実に学習し、
取り入れていった。



モバゲータウンと異なる点は、携帯の「GREE プラス」や
PC の「GREE プレミアム」など有料会員からの収入も
獲得しているところだ。



これにより GREE は最も進んだ複合型ビジネスモデル
を実現し、経常利益率57%という圧倒的な収益性を誇る
サービスとして進化した。



先行ライバルであるモバゲータウンが伸び悩む中、
GREE は堅調に広告売上および会員課金売上を
成長させている。



原因のひとつはその会員の年齢属性があろう。

媒体資料によると、10代比率が36%のモバゲータウン
に対して GREE は27%。また30才以上の比率は
モバゲータウンの23%に対して36%となっており、
ユーザーの購買力に明らかな差があることがわかる。



これに対してモバゲータウンでも「オトナゲ」などで
幅広い会員獲得に乗り出している。



またコンテンツの観点からは、単発モノでシンプルな
ゲームの多いモバゲーに対して、GREE は
継続利用を意識したゲームが多く、
会員の定期訪問に貢献している点も見逃せない。


ケータイに特化したことから、急成長を始めたのがGREE。



モバゲーとの大きな違いは、会員の年齢層にあるようだ。



GREEの方が、会員の年齢層が高く、
ユーザーの購買力があるようだ。


ビジネスモデルは、課金型・広告型モデル。



収益性が高いことで注目される。



【感想】


mixiやモバゲーなどの成長はいったん落ち着いたように思える。



それに追いつこうとしているのが高い収益性があるGREE。



mixi・モバゲーがさらなる成長を遂げるには、

新たな戦略が必要となりそうだ。



その一つが、海外進出であろう。



両社とも、海外進出を模索している。



日本で成長したビジネスモデルが海外で受け入れられるかが、
ポイントとなりそうだ。



また、mixiは新たな試みとして、オープン化を行おうとしている。



この戦略でさらなる拡大をすることができるのか注目される。