習近平と安倍の外交力の違いを見せつけられた旅
http://new-party-9.net/archives/2820
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政敵を倒し、権力を集中した習近平主席と安倍首相は、いまや、やろうとすることは何でも出来るという点では似ている。
しかしやろうとしている事の違いはあまりにも大きい。
その違いは何か。
国威発揚という公の仕事に専念する姿と、東京五輪まで首相を続けたいという私的欲望にとらわれた姿の違いだ。
その違いが、いま行われている二人の外交に見事にあらわれている。
国会の審議よりも優先させて外遊した安倍首相がしている事は何か。
報道されることはといえば、弱小国を走り回って援助をばら撒くトップセールスばかりだ。
そんなことは、せいぜい経済閣僚がやればいいことだ。
その一方で、習近平主席は訪英し、米英の分断作戦に成功しつつある。
欧州主要国との首脳外交も抜かりがない。
訪英の記事と並んでドイツのメルケル首相が月末に訪中し、フランスのオランド大統領も11月に訪中すると報じられている。
ロシアのプーチン大統領や韓国の朴クネ大統領との関係は言うまでもない。
おまけに北朝鮮の金正恩もすり寄って来た。
その中国は、米国の軍事的恫喝にも微動だにせず、南シナ海の人口島づくりに邁進している。
安倍首相は、そんな習近平主席と首脳会談をしたがっている。
いまや習近平主席との首脳会談を行う事が安倍首相の最大の外交成果となっている。
そんな安倍首相に習近平主席はどう応じているか。
日中関係は重要だからいくらでも会うが、その前に間違った歴史認識をあらためろ、と繰り返している。
どう考えても安倍首相は習近平主席には勝てない。
これは好き嫌いの話ではない。
良い悪意の話ではない。
客観的事実だ。
日本は首相を変えて外交の立て直しを図らなければならない。
まだ何とかなる。
そのことを見せつけられた二人の旅ということだ
(了)
「勝利は確定している」日本の民主主義革命
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-4767.html
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「追い詰められているのは、われわれの方ではない。奴らの方が追い詰められているのである。
ゆえに、問題はいまや奴らに勝てるかどうかではない。
すでに勝利は確定している。
真の問題は、この勝利からどれだけ多くのものを引き出せるのか、といういことにほかならない。」
をこの言葉で締め括っている。
白井氏は安倍晋三氏についてこう指摘する。
「「ポツダム宣言を読んでいない」、つまり「戦後レジーム」の始発点を知らずに、「戦後レジームからの脱却」を目指すとかいう抱腹絶倒の茶番を主導している人物が、きわめて愚かであることは言うまでもない。」
しかし、白井氏の指摘はこれにとどまらない。
「ヘーゲル=マルクスに従うならば、安倍は「世界史的」とは呼べないまでも、「日本史上を画する歴史的人物」であることは間違いないのである。
安倍が一度総理になっただけならば、「偶然だ」と評することも可能だった。
しかし、彼はもう一度権力を掴み、長期政権を実現している。
このことは、「安倍的なるもの」が、日本社会に確固たる根を持つ必然性に支えられて展開してきたことを意味している。
要するに、彼の愚かさは、戦後日本社会が行き着いた愚かさの象徴なのである。」
のテーマと、それに引き続く問題意識について次のように記述する。
「わたしは『永続敗戦論』において、同書の目標を「「戦後」を認識において終わらせる」ことであると書いた。
いま、政治情勢の急迫が告げているのは、「戦後」を実践においていかに終わらせるか、という課題にほかならない。
問題は、安倍晋三とその取り巻きどもを歴史の屑籠に放り込むことにとどまらない。
(中略)
その打倒は、永続敗戦レジームの打倒、永続敗戦にほかならなかった「戦後」に始末をつけることとして、企てなければならない。
それは、政界のみならず、官界、経済界、司法、メディアといったあらゆる領域での一種の民主主義革命であらざるを得ない。」
さらにこう述べる。
「それをいかにして行うのか、心ある人々には、その具体的プログラムを各自の領域で考案することが求められている。」
2015年から2019年にかけての5年間に、日本で民主主義革命を断行する。
民主主義革命5ヵ年計画が始動するのだ。
合法的に、平和裏に、主権者が権力を奪還するには、
3回の国政選挙を乗り越えることが必要である。
2016年と2019年の参院選。
そして、次期総選挙である。
勝つのは、既存の政党ではない。
勝つのは「主権者」である。
「主権者が日本を取り戻す!」
これが民主主義革命5ヵ年計画のメインテーマである。
「戦争と弱肉強食=NO!」
「平和と共生=YES!」
「原発稼働・憲法破壊・TPPを許さない!」
「辺野古基地・格差拡大を許さない!」
これが
【オールジャパン平和と共生】=AJPaC
の目指すものである。
私たちこそ、
「戦後日本社会が行き着いた愚かさ」
脱却しなければならないのだ。