報道ステーションの古賀氏の発言は、「私的出来事」として葬ることは出来ない
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報道ステーションにおいて古賀氏が、官邸の圧力で降板させられたと言ったことが、政府、テレビ朝日にとってかなり堪えたことが窺われる。
なぜなら、古賀氏が番組で述べたことに対して、すかさず翌日、菅官房長官が、テレビ局に圧力を掛けたなどという事実はない。
むしろ、そのようなことをテレビで言うこと自体、掟破りだと言った。
ズバリ本質を突かれて強弁したことから、真実ということを物語っている。
菅氏は、自分はそんなことは言っていないというが。
安倍首相の、福島原発湾の核物質汚染をアンダーコントールしているという大嘘を肯定している官房長官の話など、信じようがない。
こんなことは何とでも言える。
古賀氏の今回の発言は、偶発的な発言ではないということが以下の記事から読み取れる。
以下の記事では、菅氏が古賀氏の耳に入るように批判していたことが記されている。
古館氏自身も、そのような事実を間接的に認めている。
また、古賀氏は、自分が訴えられるかもしれないことを想定し、言葉を選んで、また証拠も確保しているようだ。
「さらに続報! 古賀茂明が『報ステ』放送中・放送後のスタッフとのやりとりをすべて明かした!(リテラ)
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テレビ朝日の会長は不適切だったというが、それは政府側からの見方で、
逆側からみれば、「古賀氏よ、よくぞ言ってくれた」ということになる。
以下の記事の中に、報道局長が抗議したとあるが、上記の記事を読むと、古賀氏の反論で口を噤んでしまったとある。
会長は、今回の件を私的なことと矮小化して古賀氏のせいにしようとしているが、そうは問屋が卸さない。
情報の伝搬は、テレビだけではない。
今や誰の干渉も受けずにネットが真実を伝える。
蚊の鳴くような小さい声であるが、ネット社会では恫喝は通用しない。
「不適切な放送だった」テレ朝会長、処分も検討
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テレビ朝日系の報道番組「報道ステーション」の生放送中、コメンテーターの古賀茂明氏がニュースから逸脱した発言をした問題で、テレビ朝日の早河洋会長は31日の記者会見で「不適切な放送だったことを改めておわびしたい」などと陳謝。
27日の番組終了後、報道局長らが古賀氏に口頭で抗議したことを明らかにした。
番組では古賀氏が突然、
「テレビ朝日会長らの意向で、今日(の出演)が最後」「官邸の皆さんにはバッシングを受けてきた」
などと述べ、古舘伊知郎キャスターと言い争いになった。
これに対して早河会長は、
「ハプニング的なことで遺憾に思っている。(局として)あのような事態に至ったことは反省している」
とし、
「(放送での)私的なやりとりは、あってはならないこと。局側の放送責任に帰結する。事態を引き起こしたのはなぜかを反省する必要がある」
などと述べ、番組関係者の処分も検討する意向を示した。