先日避妊に失敗したときの「アフターピル」をご紹介しましたが（→「避妊に失敗したときには……「緊急避妊！」）、今回はそれにより深く突っ込んでみたいと思いマス
実は、2011年5月に日本で初めて「緊急避妊薬」が承認されました。
それが、「ノルレボ」というお薬です。
このお話を聞いたとき、あたしは、
「え？数年前にアフターピルもらったことあるんだけど……」
と、すぐに疑問に思いました。
だって、初めて承認されたのに、何でもらったことがあるんだろうって、思いますよね？
そのことについて、先日出掛けた「健やか親子21」の北村邦夫先生のお話からまとめました
そうなんですよ。
なんと、ノルレボ承認以前のアフターピルは、すべて医師の使用責任で独断で出されていたんです。
ただ、国は緊急避妊薬を承認していなかったので、つまりは同じ効果になるように中用量ピルを調合して処方してあったんですね。
まとめますと、
■2011年5月に日本で初めて緊急避妊薬が承認された
■それまでの緊急避妊は「ヤッペ法」と呼ばれ、医師の使用責任で本来緊急避妊用ではない中用量ピルを調合して処方していた
■そのために、従来の緊急避妊薬は副作用が強かった
■「ノルレボ」は緊急避妊専用に作られた薬なので、副作用は軽く、服用回数も一度でいい
■緊急避妊の方法は、アフターピルの服用だけでなくIUD（銅付加子宮避妊具）もあるが、妊娠経験者を対象にしていることが大半
■性被害（レイプなど）に遭ったときには、緊急避妊薬処方・中絶費用など治療費が無料になります
（これに関しては、どういった手続きがいるのか、また調査します）
ということです
特に性被害の無償化は知らない人が多い！ぜひ周りの人にも教えてあげてください。
こういう被害がないのが一番ですが、万が一のとき、それで妊娠してしまったら、二重に苦しむことになるはずですから。。