妻が入院しました。 | 三茶農園/きむらさとる

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 気付きの共有。コミュニケーション、演出表現について、まちづくり。渋谷とか静岡。



6月後半に2人目が生まれる(予定)ですが、
「動くと落ちてきて生まれちゃうからベッドで安静に寝とけボケ!」by医師
ということで動いちゃいけないらしく。
3月25日に妊婦健診に逝った当日そのまま緊急入院させられました。
産道が短くなる(切迫早産てヤツ)です。

結果、娘3歳(年少)と二人暮しになりましたw

入院中の嫁の世話もしてます。
洗濯ものを運んだり、海外ドラマを届けたり。
なのでなかなかのハードワークです。
1ヶ月ちょっと経過して、6月まで引き続き続く見込み。

そんなわけで最近、花見だったり、バーベキューだったり、
タケノコ掘りだったり、セミナーだったり、
彼女(娘)同伴で参加させてもらってます。
夜活とか夜の飲み会参加は難しいです。

当方スペックですが、子育てなんてこれまで一切やったことない
週8日28時まで飲んだくれていた結婚生活5年間。
家庭の事情と地理的事情で親御さんには面倒見てもらえないので、
やるしかないという状況でなんとか取り組んでます。

  • 朝起きて、
  • 顔洗って、
  • 着替えさせて、
  • 朝ごはん作って、
  • 弁当作って、
  • 食べ終わるの待って、
  • 皿洗って、
  • 洗濯機回して、
  • 干して、
  • 髪を結んであげて、
  • ピンつけて、
  • 幼稚園の準備して、
  • カバンに詰めて、
  • 幼稚園送って。


  • 迎えに行って、
  • 手洗って、
  • 洋服脱がせて、
  • 嫁の病院に着替え届けに行って、
  • スーパー行って、
  • 夕飯作って、
  • お風呂入れて、
  • 頭乾かして、
  • 歯を磨いて、
  • 絵本読んで、
  • 寝かして、
  • 洗濯物取り込んでたたんで、
  • 明日の幼稚園の持ち物用意して、
  • ツメ切ってあげたり、
  • たまに熱で寝込んだり。


そのひとつひとつのあいまに、
  • 「パパこっち来てー」
  • 「なんで?」
  • 「あのね!聞いて!」

遅々として進まんよホントまさに。

子ども主催の「新春恒例!聞いてあのねなんでイベント」は凄まじく、
同時並行的に捌く母親のハウスマネジメント力はすごいと感服します。

  • 「ねーみて、折り紙折りたい。」
  • 「ねー、手裏剣作りたいからやって。」
  • 「ねーみて、サクランボとちょうちょ描いた。」
  • 「ねー、リカちゃんどこ?。」
  • 「ねー2が(Eテレ)見たい。点けて。」


スーパーにお弁当用のミニトマトを買いに行こうと言うと、
「スカートじゃなきゃ嫌だ」とダダをこねる。
スーパーに着いたら、
「プーさん連れて来るの忘れちゃった!帰らないと?」
と可愛くのたまう。ミニトマト買わせてくれよお前のあすの弁当だよ。
近いのでプーさんを連れに帰ると、今度はぬり絵をみつけて遊び始めるorz
わがまま聞きすぎちゃいけないらしいです。

朝ごはん作ってて、しばらく大人しいなと思ったら、
気づくと勝手に麦チョコ食ってるorz
玉子焼き作ったのに、お腹いっぱいだと。なめてんのか!w

この春から始まった、幼稚園の準備はなかなか痺れた。
  • 雑巾を大小2つ用意、
  • すべてのものに名前を書く、
  • マチをつける。
  • 何着せりゃいいの?
  • 冬物だらけで春物ないし、
  • そんで買いに行ったり。


そんなわけでここ数週間でだいぶ力がついたと思われます。
異次元の生活を、なんだかんだ楽しくやってます。

なかでも、幼稚園が始まったのでなにかと助かってる。
朝は、お願いして8時20分に預けさせてもらって、
夕方は、15時以降は延長保育があるので18時お迎え。
なので会社にも出てます。
会社のメンバーには色々バックアップしてもらっています。
ありがとうございます。

最後に、子育てで感じた仕事論を少々。

■ シングルマザー(ファザー)はすごい
離婚して独りで子育てしてるシングルマザーとか、
嫁に先立たれて独り手で成人させるまで送り出すシングルファザーはすごい!
戦争で親父さんをなくしたり、
モノがなくなって廃業になったり、
それでも生き抜いてきた戦後のおふくろさんとか、
這い上がってきた先輩年配に比べれば全然かもしれないけれど、
結果としてシングルの家庭は、人としての幸せで奪われちゃうことがいっぱいある(と思う)。

■ 地域や社会で子育てする必要性
世の中にシングルママ・パパが増加しつつあるなか、
子育てを「社会」がサポートしてあげるような
「福祉」だったり「支援装置」だったりの必要性は非常に感じてます。
厚労省がワークライフバランス(WLB)といって推進してたりするわけですが、
オンナにオトコ並みの給料払え、とかそっちの議論はいったんおいといて、
(家庭の主婦が単身赴任とかできないとか、いろいろ事情あるのでね)
地域や会社で助け合って育てるサポートの仕組みは重要。
まずは家族でサポートなんだけど、お願いできずうちみたいにすべて一人の場合も。

■ ヒトは群れ全体で子どもを守り育てるのが宿命
我々ホモサピエンスは、子どもが成体になるまでに10数年かかります。
そこで、群れ全体で子どもを守り育てる戦略を取ることにより、
極めて長期に渡る晩成型の子育てを実現しました。
個体の親だけでその負荷を背負ってはサバイバルできません。

ホモ・サピエンスは、子どもの成長は遅延しました。
子どもの成長が遅延したことは、親の負担が長期にわたることを意味し、
直接的には生存競争には不利に働きます、
ですので群れの中で子育てを母親以外のおばあさんなどが手助けする
「文化」も生まれるきっかけとなったはずです。


結果、子どもが多くのことを学習するのに必要な時間を十分に獲得し、
母親以外が子育てを手助けする「文化」が生まれ、発展継承されてきている。
これは我々人類が長い進化の中で獲得してきた種としての生存戦略であり、
生物学的宿命なので、数世代では変更できうるものではないです。


(追記20:00)
育児については慣れてないだけで慣れたらそんなに大変ではなくて、
一方仕事をについては、育児しながらフルタイムで働くためには
いろんな周りのサポートがないとしんどいことを知りました。
かなり助けられてるので、自分もいつかなにかで貢献できるようにと誓う。

シングルパパの子育てお仕事奮闘記。
シンポジウムかなにかで話せる機会があればお手伝いしたいな。
どなたか呼んでくださいませ。