ウェブブランディングについて | 三茶農園/きむらさとる

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 気付きの共有。コミュニケーション、演出表現について、まちづくり。渋谷とか静岡。

kokokubeta;
DHCの広告。 雑誌、新聞などの印刷メディアと違うのは、「DHC」のロゴがないこと(※発信者明示の決まりがあるので、一応ちいさく文字は入っている)。
クリックしてもらうということに最適化した結果、会社のロゴは妨げになるという結果になったのだろう、ロジカルだ。
kawasakiのメモ
やずやとDHCはとてもそうだよね。
kokokubeta;
しかし驚きだ、従来の広告人から見たら、企業ロゴが入っていない広告なんてあり得ないのである。なんてったってクリックしなかったら「DHCの広告だった」ことを覚えにくいのだから。もちろんリンク先はDHC。

程度は異なれど、テレビCMも「つづきはWEBで」みたいにして、最終的にたどり着くランディングページを目的地として広告が最適化されつつある。しかしこの場合に、会社ロゴによいイメージを(セットで露出して)貯めていくとか、
いつか来る購買のために良いイメージをつくっておく、みたいなものをどう考えるか。ウェブブランディングの議論が盛り上がる日とかは来るのだろうか。CTRという測定指標がそのままであれば、この流れもそのままなのだろう(ちょっと前に記事があったけど、ブランディング=認知拡大みたいなことが書いてあって唖然とした)。そういう意味では、CTRで測るというゲームのルールを変えることさえできれば、まだまだ勝機はあるのである(誰に?)。
kawasakiのメモ
ウェブでのブランディングってなんなんだろう。そもそもブランディングって何なんだろうか。ブランディングの結果認知が拡大される?のでは無いのかな?「=」ではないとは思うが関係性はあるとは思うんだけども。違う?
kokokubeta;
ブランディングでは認知の共有化が重要です。そのためにはもちろん認知(量)と、質の統一が不可欠ですね。ウェブを量で捉える観点は(Yahoo!のブラパネ以外は)ないに等しいので、ウェブでのブランディングというとたいてい質の話だと思うんですね。んでやっぱりウェブなので、一枚絵とかコピーとかっていうよりは、インタラクションを通じてブランドを認知/メタ認知していくということだと思います。ですんで、もちろん認知はブランド形成のためには不可欠なんですけれども(知らないものに対するイメージはないので)、一般的にブランディングという話になると
質の統一という話が大きいかなあと。
このDHCのバナーは、気にかけさせてクリックさせる ことだけに全力を注ぎ込んでいる。ブランディングという概念はないよね、たぶん。
ブランド(=他にはない価値)とは、イメージによるブランド
体験経験によるブランドというふたつの側面があって、両方が存在してようやく完成する(と思う)。

なので、ウェブブランディングとは、綺麗だとか素敵だとか世界観を見せたり伝えたりイメージさせるメディアとして捉えるのか、それとも、インタラクションを活用して参加させたり擬似体験させるメディアとして捉えるのか、によって、も異なる。