証人尋問 | 知財弁護士の本棚

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企業法務を専門とする弁護士です(登録30年目)。特に、知的財産法と国際取引法(英文契約書)を得意としています。

ルネス総合法律事務所 弁護士 木村耕太郎

 昨日は午後ずっと証人尋問であった。疲れはしないのだが、何時間もしゃべるので喉が渇いた。


 相手方証人に対しては、なるべく気持ちよく答えさせるというのがコツである。正面突破を図ってはいけない。こちらの意図を悟られないように、誘導するのである。


 また、質問は丁度いいところで止めるのが重要である。こちらの期待する答えを引き出したら、すぐ次の質問に移り、相手に「まずいことを言った」と気づかせないようにする。ダメ押しをすると失敗する。


 充実感があったので夕方に早く帰宅し、十分睡眠をとってサッカーの日本-デンマーク戦を見た。


 10年くらい前は、世界の強豪国はフリーキックを直接ゴールして得点しているのに、日本代表はまったくそれができなかった。それが世界とのはっきりした差であった(ボールに変化をかけたりするので見かけよりはるかに難しいらしい)。ところが今回、フリーキックで2ゴール。いつの間に、日本代表はこんなにうまくなったのか。


 もっと言うと、15年くらい前は、世界の強豪国はパスを受ける前に次にパスを出す方向を考えてプレーしているのに、日本代表選手は、パスを受けてから「えーと」という感じでパスを出す方向を考えていた。あの頃は素人目に見ても本当に弱かった。隔世の感がある。