7月12日の岡山のPFI視察第二弾
岡山リサーチパークインキュベーションセンターです。

2016-07-13 19.28.15インキュベーション集合.jpg2016-07-13 19.28.15インキュベーション集合
施設の前で会派のメンバーとパチリ

こちらは創業支援のための施設です。



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本筋と関係ないですが芝生がキレイ。


〇施設概要
空港からも10分~15分

研究開発型企業の工業団地。
人っ気が少ない。
ものづくり、ITの研究開発型。

部屋の数は大小合わせて56室
最大級。
入居率50%台までになったが、地元中小企業を回って、回って
とか大阪の企業の誘致とか。

中小企業基盤整備機構
20-30の部屋の中で、この規模は大きい。

隣がおかやま大学の産学連携施設。

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静脈認証のセキュリティ
セキュリティレベルが高いですね。
今は比較的普及していると思いますが、
H15年当時ではかなり珍しかったとのこと

15年契約。

ITやものづくりの業種指定


平米あたり1800円。
大9万円、小4.8万円/月
創業5年以下は半分。


整備費用16億円(国庫補助5.76億円)
維持管理で13億円(15年間)

〇経過
岡山県財政が破たん寸前で、すべての公共施設でストップ。
行革行革。
H12年くらいから国としてPFIが進められるぞということで、
考えようか。

大規模事業をそのままでは進められないと。

〇VFM
直接なら21億、PFIで15億
負担軽減額6億。

〇方式について
BTO方式。
BTO税金がオンされないので安くでできる。
BOTだと、維持管理全て事業者が見る。


〇運営方式について
形式は、サービス購入型。
H18年から指定管理を活用せよとなった時に、PFI事業者がそのまま指定管理者になる。
PFIは簡単に契約を変えられないので、そのままサービス購入型。
利用料金は県に入る。


総合展示場(コンベックス)は指定管理は1億は払う。
儲かったら、オプションで何%払うとやっている。


この施設については、支出は8000万くらい払っている。
入居料は2000万くらい。独立採算は難しい。

〇費用について
モニタリングを年2回して、それでお金をお支払いしている。

VFMの計算はコンサル。


〇創業・企業支援の効果について
総退去94社のうち、独り立ちできそうな企業は50社

アンケート返ってくるのは20社。そう売り下は12で77億。
雇用は150人くらい。

〇入居について
入居率は現在70~80%
入居時のスクリーニングを結構厳しくしている。




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ビジネスプランなども実施し、有望な企業の発掘をされています。
優勝企業はインキュベーションルームへの入所が優遇されます。

とにかく、県内企業を歩いて入居の呼びかけをしていく。
第二創業もフォローしていく

市の中心部であれば士業やサービス業を募集するといい

〇入札について
入札は6社が手をあげた。

大林グループは最安値ではなかった。
地元グループもいたがほぼ似たような額。


〇中の様子

2016-07-12 15.39.33 中の廊下.jpg2016-07-12 15.39.33 中の廊下.jpg
中はこんな感じで、右と左に部屋が並んでいます。


2016-07-12 15.25.43 シャワー室.jpg2016-07-12 15.25.43 シャワー室.jpg
シャワー室も各階完備です。

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こちらが通常サイズの部屋。
部屋ごとに電気の引き込みをしています。
階によって床の耐荷重が違います。


2016-07-16 16.27.03試作開発室.jpg2016-07-16 16.27.03試作開発室.jpg
6部屋ある施策開発室。
大きな機械も入れることができます。

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こちらもVFMが6億円と結構な額が軽減されていますが、
PFIを実施しだした当初だからこその効果額だとも言われております。

当初予定していた額と実際の額の差がVFMとなるのですが、
当初予定していた額は近隣の類似施設の相場から計算しますので、
相場が下がれば当初予定額も下がっていきますので、
実際の額との差も縮まってきてVFMは少なくなります。


また、創業支援というところでいうと、
以下に部屋を埋めるかと、その後のフォローが大事ですね。
また、しっかりと退去した企業の追跡調査をしているところもいいと思います。

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枚方市議会議員
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