予算特別委員会の質疑、
企業会計、特別会計の分野です。


企業会計、特別会計は、
原則独立採算制を目指すべきであって
そのために、努力も必要です。


という観点から、
介護保険特別会計については、
効果のある介護予防をもっと広げて、
認定率があがらない、介護給付費が上がらない、ようにしていかなければならないのでは?

という趣旨で、予算の組み方について質疑をいたしました。


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↑前にも提示いたしましたが、
年代別の認定率は枚方市よくないですからね・・・。

ひらたくいうと、健康な人が多いほど、
認定率は低くなります。



【質問】
予算説明書の103ページに、介護予防普及啓発事業経費として、6,154万9千円を計上されています。
介護予防普及啓発事業では、65歳以上の高齢者の方を対象として介護予防教室等を開催されていると聞いておりますが、事業経費の内訳および予算の算定根拠をお聞かせください。




【答弁】
 介護予防普及啓発事業経費は、高齢者が要介護状態になることなく、いつまでも住み慣れた地域で生き生きと過ごしていただくため、運動機能や口腔機能の向上、認知症予防など、介護予防に資する様々なメニューの教室を開催するための経費です。
事業経費の内訳としましては、教室の開催にかかる講師への報償金や、地域包括支援センターや枚方体育協会などへの委託料が主なものとなっています。 
また、予算額の算定根拠としましては、単発講座や連続講座など合わせて年間約850回の講座を開催するために必要な予算額を見積もっております。



【質問】
 以前、介護予防事業について、平成27年度の当初予算が平成26年度にくらべ、少なくなっている理由についてお聞きしたところ、介護予防事業費については、平成26年度の当初予算では、介護保険給付見込み額の1%以内をという形で計画額として見込んだ「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第5期)」に基づき計上されており、一方、平成27年度の当初予算は、平成27年3月に策定した「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第6期)」の内容に基づき、より実態に近い形で必要な予算を見積もったとのことでした。
平成28年度についても、平成27年度と同様に、実態に近い形での予算計上なっているのでしょうか。また、現在も、介護予防事業費において、介護保険給付見込み額の1%以内などといった国の政令による制限は設けられているのかお聞きします。

【答弁】
平成28年度の当初予算についても、平成27年度に引き続き、「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第6期)」に基づき、実態に近い内容で積算し、介護予防事業経費の総額では、8336万1千円を計上しています。
なお、介護保険給付見込み額の一定の範囲内とする、国の政令による制限は平成28年度も依然として設けられていますが、「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第6期)」における計画額が、政令に定める範囲内であるため、第6期計画に基づき、必要な予算を計上しております。


【質問】
予算については平成27年度に引き続き、実態に近い内容で、予算計上されているとのことですが、介護予防教室において、平成28年度の参加目標があればお聞かせください。

【答弁】
平成28年度の参加目標につきましては、高齢者人口の伸び率を元に設定しており、「ひらかた高齢者保健福祉計画21(第6期)」における平成28年10月1日時点での高齢者人口106,972人から算出し、平成27年度から約4%の増加を目標としています。
 

【質問】(開催場所として学校などをつかえば)
高齢者人口の約10万人から算出し、前年度比4%増とのことですが、現在は高齢者10万人のうち1.4~5万人しか参加していませんので、前年度比4%ではまだまだではないかと感じております。
一人でも多くの高齢者が参加しやすい効果的な介護予防事業を実施するためには、開催内容や回数、そして開催場所も重要です。
 以前に、本市より介護予防事業の参加者が多い自治体についてお伺いをしたときに、常時、教室を開催する市施設が複数あるため、市民に対し早期に案内ができることなどを挙げられておりました。
現状よりもさらに事業を拡大するならば、今ある施設の活用はもとより、これまで利用をしていなかった小学校や自治会館など、地域の有効資源も活用し、高齢者が教室に参加しやすい環境を整えることで、参加者数を増やしていくことも検討されてはいかがでしょう、お考えをお聞かせください。

【答弁】
介護予防事業の実施場所としましては、平成26年度より生涯学習市民センターなど市施設でも開催し、平成27年度はさらに増やして開催しております。 
委員お示しの小学校の教室利用は管理面からも課題があり、開催は難しいと考えますが、自治会館等においてはこれまでも、高齢者サポートセンターが開催しております。
今後は、高齢者の参加しやすい場所や時間、メニューなどを研究し、参加者増につなげていきたいと考えております。

【意見要望】
今後はさらなる高齢化に伴い、介護給付費の増大が見込まれます。枚方市においては、以前お聞きしましたが、年代ごとの認定率は全国と比べて高くなっています。そういうことからもまだ介護予防が不十分なのではないかとも感じます。今後、一人ひとりの健やかな暮らしのためにもさらに、根拠を持った、介護予防の普及啓発に努め、健康寿命の延伸などにも取り組むべきと、意見をしておきます。




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枚方市議会議員
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