ブログカテゴリを便宜上、浸水対策について(2014建設所管事務)にしました。



こんにちは木村亮太です。

暖冬といわれていますが、
最近はかなり寒くなってきましたね。

お体ご自愛下さい。


東京は雪が積もったようで・・。


2016-01-18 14.11.31マシンの前で。.jpg
今日の午後は、下水道浸水対策の取り組みの一つの工事を議会で視察してまいりました。



最初は屋内で今回の工事概要の説明を伺いました。
2016-01-18 13.42.21工事概要.jpg
工期としては、平成29年5月31日まで。
地下9mのところに、内径1.5mの雨水管を通します。

2016-01-18 13.41.42場所.jpg
場所はこのあたりです。
楠葉地域の方であればわかるかもしれません。
船橋公園から二宮神社を通り、パルコープを通り、
北部別館(センチュリーの南にある施設)のところまでです。

もともと水色の点線の方に雨水を流していましたが、
経路的に若干迂回しているのもあり、
このやり方では東船橋2丁目あたりにたまってしまうということで、
よりストレートに雨水管を通します。



工法としては、推進・シールド併用型です。


推進型というのは、
2016-01-18 13.50.35推進工法とは.jpg
ヒューム管という雨水管を
押し込みをしながら通していくような工法。

2016-01-18 13.51.36推進工法とは②.jpg
なので、ジャッキを使ってグリグリ押し込んでいきます。

シールド工法は、
2016-01-18 13.53.13シールド工法とは.jpg
穴を削りながら壁を作っていくような工法。

2016-01-18 13.54.11シールド工法とは②.jpg
壁のパーツがセグメントと呼ばれていて、
穴を削りながら、一つずつセグメントを貼り付けて壁にしていきます。
壁にする素材もコンクリートであったり、金属であったりします。




2016-01-18 13.56.39今回は混合方式.jpg
今回は先ほど申した通り、このスライドの真ん中に記載のある併用型です。


推進工法の方がコストは低いのですが、
曲線とかに弱く、
シールド工法の方が曲線にも強いのですが、コストがかかります。

ということで、
直線部分はコストを抑えられる推進工法で、
曲線部分だけシールド工法にしています。


2016-01-18 13.57.14最初は推進、途中からシールド.jpg
最初の直線部分は推進工法で、押し込んでいって、
途中から、シールド工法に切り替わります。



2016-01-18 14.07.40シールド先端.jpg
シールドマシンの先端。

1分間に3.7回転しながら進んでいきます。

2016-01-18 14.19.00シールドマシン全体.jpg
シールドマシンの全容。
高速道路・地下鉄のトンネルなどもシールドマシンでやってますが、
これは内径1.5mですのでシールドマシンの中ではコンパクトサイズ。




2016-01-18 14.13.40シールド中1.jpg
シールドマシンの中①


2016-01-18 14.23.44シールド中.jpg
シールドマシンの中②




2016-01-18 16.25.10.jpg2016-01-18 16.25.10.jpg
雨水管などを通すときは、
最初と最後のところでまず垂直方向に穴を掘り、
そこから、水平方向に穴を掘っていきます。

最初の穴を発進立坑(たてこう)、
最後の穴を到達立坑というようです。


2016-01-18 14.16.55立坑.jpg
推進立坑です。深さ9m


社会科見学的な記事になっていますがご容赦ください。
ちなみに総事業費は約9億円です。

国からの補助はおそらく半分出ています。
これを高いと思うか安いと思うか。




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