職務職責に応じたメリハリのある給与制度についてです。

これは、これまでも何度ももうしあげている、
給料表の重なりをなくしましょうという話です。

課長よりももらっている係長。
係長よりももらっている主任。そういう状態を適正化しましょうという話です。




【質問】
伏見市長が、所信表明で職員のやる気を高めるためにメリハリのある人事・給与制度の構築を掲げておられたことから、先日の代表質問では、今後どういった方向性で取り組まれていくのか確認をさせていただいたところ、市長からは職員のモチベーション向上に十分留意しつつ、給料表の体系も含め、見直しに取り組んでいかれるとのご答弁をいただきました。
給料表の体系の見直しについては、私はこれまでから一貫して必要性を主張しており、今後どのように進めるのかというところで、伺っていきます。
そこで、まず現状の確認です。現在、行政職給料表の適用を受ける職員の中で、以前にも給料月額の重なりが多かった主任、係長、課長代理それぞれの平均と、最高、最低の給料月額を伺います。



【答弁】
メリハリのある人事・給与制度について、お答えします。
主任、係長、課長代理それぞれの平均給料月額は、主任が312,914円、係長が350,744円、課長代理が379,606円となっており、それぞれの最高額及び最低額につきましては、主任の最高が394,400円、最低が228,700円、係長の最高が395,800円、最低が268,300円、課長代理は最高が400,800円、最低が316,000円となっております。


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わかりにくいと思いますので、表とグラフにすると以下のようになります。



重なりの表H27.png


主任、係長、課長代理はほとんど一緒ですね。


給料最高最低H27.png



ここに、主任、係長は地域手当と、人によっては残業手当がつきます。
課長代理は地域手当と管理職手当がつきます。

が、おそらく、残業代と管理職手当が同じくらいの額になっていると思います。


残業時間と管理職手当について書いた記事は→コチラです。

もちろん、残業手当は通常の業務時間から超過した分に対しての手当てであり、
管理職手当がその職責に対しての手当てであり、
性質が異なるものではあるのは承知をしております。


課長以上は、重なりがゼロの状態になっていますね。

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【質問】
メリハリのある人事・給与制度について、2回目の質問をいたします。
主任、係長、課長代理それぞれの平均、最高、最低の給料月額をお聞きいたしましたが、主任の最高の給料額は係長の最低はおろか、平均の給料額をも上回っており、係長の最高額についても同様に課長代理の平均額を上回っています。
これまでも何度も指摘をしてまいりましたが、このような、上位の職の平均給料額を下位の職にある職員の給料が上回るような給与制度は、職務職責に応じた制度からは、ほど遠いものといわざるを得ません。
私は、このような現状を変えるには、本市の給料表にある各級の間にある号給の重なりの縮減を図る必要があるとこれまでから度々申し上げてまいりましたが、市はどのような方向性で見直しをされていくお考えであるのか、見解をお聞きかせください。


【答弁】
各職務の最高の給料月額が、上位の職の平均給料月額を上回っておりますのは、それまでの年功的要素を抑制し、職務職責に応じた給与制度を構築するため、平成18年4月に給与構造見直しを実施した際の「経過措置」を要因とするものでございます。
しかし、給与構造の見直しの実施から既に長期間が経過していることを踏まえ、議員お示しの給料表の職務の級間にある号給の重なりの縮減を図る観点から、経過措置の解消に向け、取り組んでまいりたいと考えているところです。
また、メリハリのある給与制度の構築については、様々な観点から、制度全般の中で検証を加えてまいります。



【意見要望】
職務の級間にある号給の重なりの縮減については、これも含め、検討されるとのことですが、スピード感を持って進めていただくようお願いしておきます。




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枚方市議会議員
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