8月27日、28日の監査の総会・研修の内容です。

2日目は分科会形式での研修でした。
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大阪市の代表監査による講演。

この方は伊藤忠で執行役員まで勤められた、
民間企業バリバリの方でした。

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過保護は人のためならず。

農業は守られすぎ、繊維はズタズタにされたから、
競争力が出てきた。

小手先。
金の切れ目は縁の切れ目

ひとつのところで成功したら
マスコミが取り上げるからうちもうちもとなる。



江戸時代は藩の統治。
五街道を整備。
参勤交代、お伊勢参り
地場の祭りの奨励

藩が種を蒔いて、住民が花を咲かせた。


職員に求められる資質の変化。
より自分の頭で考えて、地域に即した対応。
地域の声を受け止め、解決して実行していく能力


現状、能力を十分に発揮せず横睨みでセーブをしながら働いている。
性善説に立ちすぎた対応をしている。


トップの方が信念を持って持続できるか。
トップがその気にならないとダメなんです。


トップの力量の差が地域差となる。
いかに財源不足をマネー持していくのかという大きな課題。もっと大胆に行政改革をやっていってもいいのに、手をこまねいている。




成績不振の民間企業における共通現象
1自分の周りに対し無関心
2昔の体育会系な気質
3社内のコミュニケーションが悪い
4問題が起きると他責にする
5全体を把握しているリーダーがいない
6管理が悪い
7部下の教育ができていない
8上司が現場を分かっていない
9実行力がなく、あっても長続きせず、あきらめが早い
10すぐに実行しようとしない
11スピードが遅い(リズムがない)
12環境の変化に気がつかない
13総じて職場環境に問題がある。


再建する側とされる側の認識を一致させておく。
会社再建の場合、次の3点を理解してもらうことが大事。
①会社は何もしなければつぶれる
②再建をするまではやめない
③再建は結局従業員自身の手でやるしかない

→地方自治体においても同様。


監査から指摘しているが基本の欠如


コスト意識と費用対効果。
地方自治体職員に一番かけているところ。


公営企業や財政援助団体に対する補助金の見直し
補助金を出し続けることは基本的にやめるべき。
※ナショナルミニマム事業や基礎的インフラ事業は除く。
公営企業
採算が取れるようになった場合は、
今までの累損の解消をすすめる。
余剰金が出てきた場合は、一般会計への繰入


今後の監査は経営視点が必要。
行政監査、3E監査に重点をおいた監査が可能となる。

決算、正しく処理されて当たり前。
経営の視点を監査に取り入れていくと、
自ずと内部統制体制を作らざるを得ない。

外郭団体の補助金の関与、委託事業についても3E監査やっていかないといけない。



補助金を出す場合は、補助金に関する監査になるが、
支出団体そのものの監査をする必要になる。


地方分権が進むと首長の権限が強くなる。
だから、議会と監査も強化が求められる。