箕面市の視察その2です。


その1(小中一貫校の取り組み)は→コチラ。



写真 2015-07-07 16 01 51 (1).jpg
とどろみの森学園の校舎なんですが、デザイナーズ物件みたいですよね。。
(色味は若干加工しています)

デザインはいいけど維持管理は大変そうです。


■校庭解放事業について

こちらは市長の「日本一子育てしやすいまちにする!」
という熱い意気込みが前提にありますね・・


いろいろと検索してたら、
倉田市長の子育て日本一にする!の宣言は2008年からやっていて、
理由も書かれていて・・(当時のブログ
改めて本当に首長次第で自治体の方向性って変わるんだという話ですね。

外部環境による部分もあるのですが、
なんというか。


●メリット
校長曰く「トータルとしてはメリットが大きい!」
この事業が始まったことにより、教職員の負担が減った部分もある。
(小さな怪我などは放課後の指導員が対応)
保護者も喜んでくれている。


●デメリット
この事業により新たな対応が増えた部分もある。
親が子供のことをまかせっきりになる事もある。
毎日やっているわけではないので、
教師も実施日かそうでないかを把握していないことがある。
体育館やグラウンドなどクラブや他の準備などとの兼ね合いがある。








利用率は思っていたほど高くないのですが、
放課後の過ごし方は多様化しているのでしょうか。
習い事など。



利用生徒は学童が30人。それ以外は20~30人。
くらいとのことで、(小1~6の対象人数は300人くらい)
対象の2割くらいですね。

多いのか少ないのか判断つかないですが、
2割と思ったら多いのでしょうか。



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本来は小中一貫校の取り組みではなくこちらがメインではあるのですが、
色々とありまして、校庭解放事業については
さらなる調査が必要になりそうです・・・。


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余談として、
視察の時の挨拶を事務局の方にもご協力をいただき、
簡素化することにしました。

いつもは、
「枚方市は~、人口が○○万人で~、大阪と京都の間に位置して~」
のような挨拶をするのですが、カットさせていただきました。

その分事業の内容について理解を深める時間を増やしました。


写真 2015-07-07 15 53 15.jpg
体育館の壁も木の格子のようになっています。


写真 2015-07-07 15 54 33.jpg
美しい模様です。



写真 2015-07-07 16 41 04 (1).jpg
中央環状線と新御堂筋通って箕面に行ってきましたので、
御堂筋線延伸してできる新駅予定地も通過しました。



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以下は当日のメモです。

●概要について
実施するときの障壁は?
現状の課題と今後の方向性?
どれくらいの子供が使っているのか?

学童が30人。
それ以外は20~30人。




安全面とかの配慮もあるし管理が大変。
日常的にトラブルはある。

保護者から見たら学校で安全な場所で預かってもらえるというありがたさ。

子供同士のトラブルとか、大きなところで起きた時の責任問題。
何かあると先生~、と来るので、ほっとけない。

学校で過ごす時間も増える。トラブルのたねも増える。
教職員にはありがたい話ではない。
子供たちが満足しているのであれば。

トータルとしてはメリットの方が大きい。

お金はかかってるが障壁はない。


保護者の反応は?

子供たちの喧嘩で指導員への不満。



予算はどの程度確保して実施しているのは?


学童保育の社会福祉協議会の指導員が1~2人関わっている。
学童の予算にちょっとプラス。


体育館は曜日が固定されているのは何故か?

体育館を使っているクラブはないが、
いろんな行事や準備で使うことがあるので。

全部指導員配置するのも厳しいので、
週1回。




週1と決めているのか?

指導員の資格、配置人数
===
指導員を配置し、子どもたちの安全確保のため開放場所を巡回しますが、子ども
たちの自主性や主体性を尊重し、大人に指示されないで自由に遊びを創造した
り、工夫したりできるよう見守っています。
===
↑何人くらい配置しているのか?

運動場に1人。
地域開放室に1人。



●校庭での安全管理について
・児童の安全管理の体制はどのようにしているのか。バイトで人を雇ってるだけ
なのか、何かの団体に指定管理で出してるのか、など。

責任としては指導員が安全管理をするということにしていて、
簡単な怪我の手当。
大きな事故については学校の方に連絡が来る。
子供同士のトラブルも連絡くる。連携しながら。

ただ、安全管理は学校の方は原則ノータッチにしている。


・社会福祉協議会に事業委託しているとのことだが、
ほかにはどのような事業者が想定されたのか?


拡大した形については、2校モデル。
ほかの団体も応募はしていた。(新放課後プラン)
小学館なんとかプロダクション。
いろんな化学イベント、工作イベント、勉強会とかをこの上に追加。

連携も含めて今後新放課後プランの方も社協。

・放課後の施設管理責任者は、校長?市?もしくはその他?管理監督責任は?


子供らに直接何かがあったら社協。

・児童が何か事故や事件に巻き込まれた場合の責任は誰がとる?

社協→市。
理屈上は学校が場所貸して社協に委託という形になってますが。。





●下校時の安全管理について
・下校時の児童の安全管理はどのようにしているのか。

声かけして学校の下校時間には変えるように。

門の近くに常駐している人がいるので、
外部からの不審者には対応している。

学童室の横にいる。

・あわせて、セーフティボランティアとの兼ね合いは?(通常の下校時間まで
セーフティボランティアさんがいると思うが、校庭開放した場合のセーフティボ
ランティアさんの配置や体制は?)


・下校時に児童が何か事故や事件に巻き込まれた場合の責任は誰がとる?


登下校のことは、日本スポーツ振興センターの保険。


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どこの学校もそんなに残っていない
最近の子供たちは塾習い事が多いので。。



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仕事が減ってる場合もある。
これがなかったら小さな怪我も
面倒見たらなあかんのがなくなった面もある。


やってる人やってない日の区別が教職員も難しい。
一斉下校の人とか。
教職員が把握していない場合もある。
遊び場があるのがあるのかどうか即答できない時も。


一度帰ったら対象にならないことになっているが。。
保険は対象にならない。


とどろみの森学園自体、下校時の見守りはいない。

他の学校も、一斉下校の時にはいるけど、
最終の時は少ないと思う。


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