みなさま
こんにちは
木村亮太です。

7月30日は武雄市の視察に行ってまいりました。
視察内容は市民病院の民間委譲(民営化)についてです。

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前回は話の途中から市長が直接ご説明いただいたのですが、
今回は、最初から市長にお越しいただき、
ご説明いただきました。


かつては5億円の
赤字だったのが民間移譲し、現在は黒字化。
今では税金も納めてもらっているくらいです。


枚方市も平成23年度決算において、
病院事業会計は赤字となりました。

その前に
我々の会派としては本当に収支が大丈夫なのかと
質疑をしていたのですが。


平成24年度決算の数字次第では、これまで以上に、
真剣に考えていかなければなりません。




民間委譲(民営化)
と言っていますが、
実際のところは、市立の病院をなくして、
代わりに民間の病院を誘致した
というのが正しい言い方ではないかという話でした。


●経緯

民間委譲する前はすごい赤字

開業医が市立病院でバイトしていた。
その時給がすごい額だった。
委託費が20%超えていた。


経営改善するために、
独法か民営化か全適か。
いろいろ検討した、

最終的に誰が責任取るか。
市長が責任を取らないといけないと考えたときに、
このまま直営では難しいと判断。


医師会と対立したので、
リコールをかけられ、
自ら辞職、再選挙。

既成政党が全て対抗馬(前市長)の陣営についた中、
再当選。



民間委譲した新病院の役割は二次救急をやる。
プライマリーケアは地域の病院でやる。

総事業費51億円(土地代込)←民間病院負担
旧病院約4億円を民間病院に売り払う。


旧市民病院は
NPO法人がデイサービスや介護として使っていたり、
療養型として使っていたりする。





●民間委譲後

市民の方も、
新しいスタッフが入ってから、
病院に行った時の雰囲気がすごくよかったという感想を持っている。


民間委譲先の法人は
患者至上主義。

今までは累積赤字が5億円だったのが、
黒字化。

むしろ今は
固定資産税と法人市民税で8500万円市に払ってもらっている。



当時の職員(看護師など)はどうなったか?
現級保証で2割くらいがうつった。

その後は残る人は残ったし、辞める人はやめた。




・外来数
H21
3万

H24
6.5万人


増えてはいるが・・・
外来は、できる限り、地域の病院を使ってもらう。



救急は
1700件くらい。

・手術件数
H21 571件

H24 1318件

135床と考えればかなり大きい数字。


・診療報酬
H21 20.7億円

H24 41.5億円
手術が増えたこと。
報酬の点数がちょっと変わった。

・経常利益
H20 マイナス5億

H24 プラス2億


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計画より4~5月早く黒字化。



・職員数
H20年4月
115名

H25年4月
408名


看護リハビリテーション学校や寮も周りに有り、
波及効果などもあるのではないかと。


国保会計への影響も確認しましたが、
脳外科の手術などの関係で医療費は上がったとのことです。


誰のための病院なのか
患者の治療には公立も私立も関係ない。

という病院事務局長のお話が印象的でした。
当たり前なんですが、
誰のためなのかというのを忘れてはいけません。



病院内部も視察させていただきました。

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見やすさと動線を考え
スタッフの場所を真ん中にして病床を周辺に配置したICU


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こちらのフロアマップのだとよりわかりやすいです。




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ヘリポートもあります。



↓この本が詳しく書いていますよ~。ということで、
 翌日の武雄図書館にて購入しました。
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