みなさま
こんにちは
木村亮太です。
6月議会一般質問その5-2です。
条例素案で位置づけられている、
市民公益活動（コミュニティ、自治会、NPO）との
距離感・政治的中立性についてと、
ガバメント2.0についての考え方を伺いました。
まちづくり条例条例についての質問の前半は
コチラの記事をご覧下さい。
【質問】
条例の素案、市民公益活動の定義として、
政治的な要素のないこと、
また、市民公益活動の役割として、
民主的な運営に努めるものとされています。
現在の校区コミュニティ協議会などで、
現役もしくはOBも含めて、市議会議員などが
会長を務めていることはあるのでしょうか。
また、条例には自治会も位置付けられるようですが、
自治会が特定の候補者を推薦する行為は
市の条例の趣旨に即しているのでしょうか、お聞かせください。
【答弁】
市議会議員の現役もしくはＯＢの校区コミュニティ協議会や自治会の会長はいる。
特定の候補者を推薦する行為については、
一般的には、自治会は公益活動を行うことが目的である団体であり、
政治的に中立であることが基本であると考えますが、
具体的には自治会において十分議論されるべき問題。
【質問】
現状については把握をいたしました。
自治会やコミュニティなどの担い手が少なくなってい問題もあるので
一概には言えないのかもしれませんが。。
特定の候補者を推薦する行為については、
政治的に中立かどうかは自治会において十分議論されたとしても、
この条例の趣旨に則していない場合はどのようにするのか、
その点しっかりと議論をしなければならないと考えます。
公益活動団体が政治的に中立という点について
もう1つ質問。
校区コミュニティ協議会の会長を務めておられる方の1人が、
特定の政治家の後援会に50万円の寄付をしているという事実は把握しているか。
条例素案の
「政治上の主義を推進し、支持し、又はこれに反対することを目的とする活動」
の規定に掲げる内容との整合性は取れているのかどうか、
政治的に中立というところからは理解しにくい。
条例の趣旨と即しているのか見解を伺う。
例えば、市長が寄付を受けることについても問題はないのか、
市としての見解をお伺いします。
【答弁】
ご指摘を受け、そうした事実についての確認をした。
個人としての活動であれば、法令上、条例上問題はない。
また、市長などが寄附を受けることについても
同様に問題はない。
【質問】
コミュニティや自治会、NPOというのは政治的に中立という
基本の趣旨からは倫理的な部分も含めて、
一定の線引きをしたほうがいいのではないかと思います。
・・・ちなみに、一般職員であれば、
「公正な職務の執行の確保及び倫理の保持に関する条例」、
いわゆる職員倫理条例において、
利害関係者からの金銭の受ける行為は行ってはいけないとされております。
この条例の適用対象は一般職員です。
しかし、今後条例策定にあたり、市長などが
このようなコミュニティの会長から寄付をもらう行為は、
倫理的な問題はあるのではないか。
この点についても条例審議にあたり、
もう少しご議論いただければと思います。
このように、
いま審議されている条例まださまざまな問題・論点があります。
私としては、
このような条例の制定よりも、
千葉市のガバメント2.0の発想などは、
市民と行政の距離感を縮める手法として効果的だと思います。
ガバメント2.0について以前のブログはコチラ
千葉市の取り組みについてはコチラかコチラあたりをご覧下さい。
このような考え方も、参考にされてはいかがか？
【答弁】
千葉市の例も承知しており、参考にしたいと考えている。
本市としては、
市民自らが、主体的にまちづくりに関わり、
市民の声を市政に活かせる仕組みを定めるために、
条例の策定が必要であると考えている。
【要望】
この条例の審議会においても、
「条例がそもそも何で必要なのかということから考えていってもよい」
といった趣旨の発言をされています。
何が問題で何を解決するための条例なのか。
その点が明確にすべきではないか。
私の考えとしては、
社会構造の変化、財政状況の変化、多様化・複雑化する社会のニーズに
行政単体で応えていくのは厳しいと考えています。
そんななか、
地域やNPOと協働しながら、課題を解決していく。
新しい公共やPPP（パブリックプライベートパートナーシップ）という考え方は賛成です。
一方で、今回問題提起した、
コミュニティやNPOとの距離感、政治的な中立も大事だと考えています。
条例を本当に策定するのであれば、
しっかりと議論をお願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
枚方市議会議員
木村亮太（きむらりょうた）公式サイト
http://kimura-ryota.net/
ご連絡はこちらにお寄せください。
hirakata@kimura-ryota.net
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こんにちは
木村亮太です。
6月議会一般質問その5-2です。
条例素案で位置づけられている、
市民公益活動（コミュニティ、自治会、NPO）との
距離感・政治的中立性についてと、
ガバメント2.0についての考え方を伺いました。
まちづくり条例条例についての質問の前半は
コチラの記事をご覧下さい。
【質問】
条例の素案、市民公益活動の定義として、
政治的な要素のないこと、
また、市民公益活動の役割として、
民主的な運営に努めるものとされています。
現在の校区コミュニティ協議会などで、
現役もしくはOBも含めて、市議会議員などが
会長を務めていることはあるのでしょうか。
また、条例には自治会も位置付けられるようですが、
自治会が特定の候補者を推薦する行為は
市の条例の趣旨に即しているのでしょうか、お聞かせください。
【答弁】
市議会議員の現役もしくはＯＢの校区コミュニティ協議会や自治会の会長はいる。
特定の候補者を推薦する行為については、
一般的には、自治会は公益活動を行うことが目的である団体であり、
政治的に中立であることが基本であると考えますが、
具体的には自治会において十分議論されるべき問題。
【質問】
現状については把握をいたしました。
自治会やコミュニティなどの担い手が少なくなってい問題もあるので
一概には言えないのかもしれませんが。。
特定の候補者を推薦する行為については、
政治的に中立かどうかは自治会において十分議論されたとしても、
この条例の趣旨に則していない場合はどのようにするのか、
その点しっかりと議論をしなければならないと考えます。
公益活動団体が政治的に中立という点について
もう1つ質問。
校区コミュニティ協議会の会長を務めておられる方の1人が、
特定の政治家の後援会に50万円の寄付をしているという事実は把握しているか。
条例素案の
「政治上の主義を推進し、支持し、又はこれに反対することを目的とする活動」
の規定に掲げる内容との整合性は取れているのかどうか、
政治的に中立というところからは理解しにくい。
条例の趣旨と即しているのか見解を伺う。
例えば、市長が寄付を受けることについても問題はないのか、
市としての見解をお伺いします。
【答弁】
ご指摘を受け、そうした事実についての確認をした。
個人としての活動であれば、法令上、条例上問題はない。
また、市長などが寄附を受けることについても
同様に問題はない。
【質問】
コミュニティや自治会、NPOというのは政治的に中立という
基本の趣旨からは倫理的な部分も含めて、
一定の線引きをしたほうがいいのではないかと思います。
・・・ちなみに、一般職員であれば、
「公正な職務の執行の確保及び倫理の保持に関する条例」、
いわゆる職員倫理条例において、
利害関係者からの金銭の受ける行為は行ってはいけないとされております。
この条例の適用対象は一般職員です。
しかし、今後条例策定にあたり、市長などが
このようなコミュニティの会長から寄付をもらう行為は、
倫理的な問題はあるのではないか。
この点についても条例審議にあたり、
もう少しご議論いただければと思います。
このように、
いま審議されている条例まださまざまな問題・論点があります。
私としては、
このような条例の制定よりも、
千葉市のガバメント2.0の発想などは、
市民と行政の距離感を縮める手法として効果的だと思います。
ガバメント2.0について以前のブログはコチラ
千葉市の取り組みについてはコチラかコチラあたりをご覧下さい。
このような考え方も、参考にされてはいかがか？
【答弁】
千葉市の例も承知しており、参考にしたいと考えている。
本市としては、
市民自らが、主体的にまちづくりに関わり、
市民の声を市政に活かせる仕組みを定めるために、
条例の策定が必要であると考えている。
【要望】
この条例の審議会においても、
「条例がそもそも何で必要なのかということから考えていってもよい」
といった趣旨の発言をされています。
何が問題で何を解決するための条例なのか。
その点が明確にすべきではないか。
私の考えとしては、
社会構造の変化、財政状況の変化、多様化・複雑化する社会のニーズに
行政単体で応えていくのは厳しいと考えています。
そんななか、
地域やNPOと協働しながら、課題を解決していく。
新しい公共やPPP（パブリックプライベートパートナーシップ）という考え方は賛成です。
一方で、今回問題提起した、
コミュニティやNPOとの距離感、政治的な中立も大事だと考えています。
条例を本当に策定するのであれば、
しっかりと議論をお願いします。
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枚方市議会議員
木村亮太（きむらりょうた）公式サイト
http://kimura-ryota.net/
ご連絡はこちらにお寄せください。
hirakata@kimura-ryota.net
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