こんにちは木村亮太です。

予算質疑、総務文教分野のその7です。
(財政、企画、防災、税務、人事、広報広聴、市民参加などなどと教育全般)

昨年の予算特別委員会でも質疑した野外活動センターについて
進捗も含めて状況を伺いました。


利用者が減り続けている中、
工夫をするのか、打開策(道の整備)ができるのか。
もしくはできないのであれば施設の撤退も真剣に考えていかなければなりません。



【質問】

この施設は、収支状況について度々議会からも指摘がありますが、
改めて野外活動センターの施設利用率についてお伺いします。


ここ数年の利用者数の増減とまた、
市内の学校の利用はどれくらいでしょうか?


【答弁】
利用者数は、
平成21年度は17,000人、
平成22年度は16,519人、
平成23年度は15,833人

また、市内小学校の使用は
平成21年度は6校
平成22年度は4校
平成23年度は2校と減少しております。


【質問】
利用者増に向けての取り組みはされているのかもしれませんが、
結果としては、残念ながら
一般利用客も、市内小学校の利用も減っています。


減少の原因の一つとして
進入路の問題があると思います。

用地の交渉がかなり難航しているようですが、
費用対効果も考えて整備をしなければなりません。

この進入路の整備にどれくらいの費用が必要になるのでしょうか?


【答弁】

過去からいくつかの進入路のルート検討を含め
協議等を行ってきたが、
最終的な回答に至っていない。

平成25年度においては、
進入路の整備に向け調査委託を行うことで
整備検討を行っていきたいと考えております。

なお、
現在は、土地の所有者並びに枚方畜産組合のご協力のもと、
枚方畜産組合所管の民有林道進入路として利用させていただいている。


【質問】
現在は、野外活動センターへ侵入するには車であれば乗合、
徒歩であれば、京阪バスで穂谷口のバス停から利用と伺っている。

仮にこの進入路の整備が完成すれば、
車の進入も制限なく、またバスなども進入できることになるのでしょうか、
そのことで施設の活性化へつながるのかお伺いします。


【答弁】
野外活動センターの侵入方法につきましては、
議員お示しの通り。

車での進入については今後、
土地の所有者並びに枚方畜産組合等の地権者との協議を踏まえ
利用形態を考えていきたいと思っています。


【意見要望】
この件に関しては様々な委員の方からも質疑がありますし、
このあとの方も質疑をされると伺っているので、
私はこのあとは質疑をせず、要望とさせていただきます。

進入路については、今後検討されるとのことですが、
用地を買収し、舗装をするという形であればおそらく膨大な費用がかかります。

ポイントは「施設の近くまで車で行けること」だと思いますので、
目的に沿って費用対効果の高い手段を選んでいただければと思います。


一方で、
枚方市の小学校からも年々選ばれなくなっている施設というのは非常に残念です。
営業努力が足りないのか、施設としての魅力、プログラムの魅力がないのか
まではわかりませんが、
進入路の件が片付かないにしてもやるべきことはたくさんあります。

多様なアイデアが必要だという点では
民間の活力を導入できる指定管理なども今後検討いただければと要望します。

最終的には今のような状態がずっと続くようであれば
「施設の存続ありき」ではなく、
撤退ラインを定めてどこかのタイミングで「閉める」
というのも一つの選択肢です。

「存続ありき」ではなく、
どうなればどうするのかというラインも決めていただくよう要望します。


予算特別委員会のあとに、
実際に現地視察にも伺いました。

施設としては立派です。