みなさま
こんにちは木村亮太です。


私が以前取り上げていた技能労務職の給料表の分離に関して、
分離をするための新しい給料表が条例として上程されました。


私は数点の質疑をいたしました。



枚方市議会議員木村亮太公式ブログ-20111107技能労務質疑


【前提】

技能労務職に対して
【1】職務・職責に応じた給与を適用する
【2】民間の類似職種との均衡を図る
の目的を果たすため新しい給料表を導入する。



新しい給料表が適用されると以下のような年収が想定される。
30歳で年収ベース364万円
40歳で年収ベース480万円
50歳で年収ベース531万円


■民間類似職種との均衡は?

●廃棄物処理業(民間)
30歳程度で383万円:公務員が民間の0.95倍
40歳程度で474万円:公務員が民間の1.01倍
50歳程度で538万円:公務員が民間の0.98倍

→ほとんど同じで均衡が取れている。


●調理士
30歳程度で266万円:公務員が民間の1.38倍
40歳程度で294万円:公務員が民間の1.63倍
50歳程度で351万円:公務員が民間の1.51倍

→まだまだ均衡が取れていない。



(この2つの職種で比較しているのは、新規採用にかけており、
 また枚方市職員の在職者の割合も多いからです)



■今回の給料表が適用される職員は?

技能労務職339人中、10人。(1級と2級のみ)

残りの329人については
3級で主任という職制で事務業務に携わっている職員がいるから、とのこと。




【質問】
・まだ民間の類似職種と格差のあるものはどうお考えか?
・3級:主任の方々は本当に全員事務業にに携わっているのか?
・人件費の抑制効果は?



【答弁】
・民間モデルは非正規従業員も含まれ、単純に比較ができないが
 今後は技能労務職員のあり方を考え、民間にゆだねるべきところはゆだねる

・3級:主任の全員が事務的業務に携わっているわけではない。
 一定の割合で携わっている人がいる。また行政職員と同様の昇格試験を受け主任になっている。

・抑制効果については具体的に示すことはできない。
 今後一定下がることは見込まれるが
 今回は職務・職責に応じた給与制度を構築する目的で導入した。



【意見】
・新しい給料表を適用してもまだまだ格差があるところは、
 直営の正職員に拘らず、民間の活力などをいかしていくべき。


・今回、2つの目的達成のための、新たな給料表を導入である。
 その目的からは、今回適用されない技能労務職員の方々は、
 今後は行政職の3級、主任としての職務職責を果たすことになる。

 今までのように技能労務だけに従事しているわけにはいかない。
 逆に、今後も技能労務だけに従事する3級:主任であれば、
 職務・職責に応じた給与が適用されているとは言えず、
 今回の技能労務職員の給料表を適用するべき。



・3級:主任の実態を確認整理すれば、人件費抑制効果も出てくる。




今後は、
適用がされなかった「主任」が
職務・職責に応じているのかという観点で追及してまいります。


※この技能労務職の給料表じたいを適用している自治体が大阪府内ではまだ少ないので、
 導入じたいもなかなかすごいことなのです。(残念ながら)
 
 とはいえ、ゆっくりやっていては大阪市に抜かれます。


ただし問題点は上記のような部分
(本来適用する人がもっといるのでは)です。



枚方市議会議員木村亮太公式ブログ-20111107技能労務質疑2




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