こんにちは♪
京都から3駅!滋賀県大津市のキモノ屋tentoです
昨年好評だった解説シリーズ再掲♪
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前回の 着物に季節はあるの? の解説記事
で、着物には季節によって袷(あわせ)と、単衣(ひとえ)と、夏物の3種類、
そして番外編で綿やウールの着物があると書かせてもらいました。
今回は、衣替えのタイミング について、tentoなりの考えを書いてみようと思います
袷や単衣、夏物、それぞれ着る期間は、いつ誰が決めたものなのか、定かではありませんが、よく着物の本などに書かれているのは
袷(あわせ)着物→10月~5月
単衣(ひとえ)着物→6月と9月
夏着物 →7月8月
となっています。
しかしこの通説、温暖化の進む今の日本の気温では、かなり無理があるのも事実
しきたりなどを重んじるお茶やお花、などその道の方や、
自宅から冷暖房完備の場所へタクシー移動しかしないという場合はこの通りでよいと思いますが、
普段着としてキモノを楽しむ場合は、体感温度に合わせてもっと気楽に考えていいと思います
なので単衣(ひとえ)着物は6月.9月のみ、という考えは
普段着着物好きさんの中ではどんどん減ってきてますね~
例えば、気温が25℃を超えるような夏日には、お洋服でも半袖など着ると思いますので、着物も裏地のない単衣(ひとえ)で
気温が30℃を超える真夏日なら、お洋服でもノースリーブを着たりするので、着物も透け感のある夏着物や麻でいいのでは と思います
まだ5月だから、、と30℃超えの日に裏地付きの袷(あわせ)着物を着ていたら、真夏にセーターやジャケット着ているようなもの
汗だくで見苦しいよりは、
無理せず、少し先取りで単衣を着ちゃいましょう♪
そして6月の真夏日なら夏物解禁!
というように、ちょっとづつ前倒しでもいいと思います
なので最近の傾向としては、、
単衣
4月後半や5月の暑い日、6月、9月、10月の暑い日
夏着物
6月の暑い日、7月、8月、9前半の暑い日
というのが最近のお客さまを見ていても現実的かなと思います
体感は個人差ありますので、お好みで~
ちなみに、私の場合はと言うと
5月、ほぼ単衣
6月、ほぼ浴衣w
7.8月、ほぼ浴衣ww
9月、単衣
10月、前半の暑い日単衣、その後袷
それ以外の月、袷
となっております
6月から浴衣1枚です!
夏着物はほとんど着ません
(着物屋のくせに。。)
無駄に代謝がいいのか、常に身体がモワモワと熱を纏っていて大量の汗をかくので、暑い時期に襦袢とキモノを2枚着るのはニガテなのです
いつかはサラリと涼しげに着たいなぁ
結論、
所詮キモノも私服!!
普段着なら
好きに着たらいいと思います◯
万が一、おせっかいな方になにやら言われた時は
「あ、そうなんですね! でも私服なんで好きに着てます~」とサラリとかわしちゃいましょう
細かいコトうるさい人ほど、自分では着物着なかったりするもんです
これは正絹(しょうけん)の単衣!
この色柄は9月には爽やかすぎて合わないので、初夏専用
9月に着る単衣は小物の色使いですこーし秋風味に
10月はじめに着た単衣コーデ♪
初夏っぽい単衣と初秋っぽい単衣、どっちもあると便利ですよー♪