こんにちは♪
京都から3駅!滋賀県大津市のキモノ屋tentoです
きものはじめてさんへ♪
単衣(ひとえ)や夏着物の時期って帯は何をするの
小物にも夏ものってあるの
本日は、これからの暑い時期に着る、裏地のない単衣(ひとえ)着物や、透け感のある夏着物に合わせる帯や小物について
お店でよく聞かれて説明していることを書いてみます♪
まずは、単衣(ひとえ)の時期にしめる帯、
tentoの見解では思いつくものザッと5種類でしょうか?
単衣帯(ひとえおび)
八寸かがり帯
塩瀬(しおぜ)などの染め帯
先取りして夏帯
半幅帯
たくさんあってすでに嫌になりかけてるかもしれませんが、、笑
たくさんあってすでに嫌になりかけてるかもしれませんが、、笑
絶対ではないのでまぁ気軽に読んで下さい。
そして、あんまり数は出回ってないのでメジャーではないです。
〇八寸帯(はっすんおび)
締めやすくて有名な博多織り(はかたおり)の帯も 八寸かがり帯タイプです
脱線しました。
アンティークの絽に刺繍の夏帯
単衣(ひとえ)着物の時でも、小物は袷(あわせ)着物の時と同じですが、
ちりめんにも夏物の絽縮緬(ろちりめん)というものがあるので夏はそちらを使います。
最近では、高機能ポリエステルの夏素材としてセオアルフォというものがあり、帯揚げもセオのものが出てきました♪
ビーズの半衿というのもあって、ひんやり涼しげで夏にオススメ。
手ぬぐいを半衿にする方も。
以上!
その他、解説シリーズ記事はコチラ↓
〇単衣帯(ひとえおび)〇
あまり多くはないですが、アンティークや、昭和中ごろ?くらいに作られたペラっと1枚の単衣用の帯があります。
裏は色が反転して、またおもしろかったりしますので、リバーシブルとしても使えます♪
昔は浴衣や夏着物にも合わせていたようです。
ペラペラすぎるものはお太鼓にするとクタッと頼りなかったりするので、ひらひらと羽をとって変わり結びにするのもオススメです♪
私はいつも変わり結びにしますそしてオールシーズン使います。
変わり結びなら単衣だかなんだかわからないので♪
半分に折れば半幅帯としても使えます。
そして、あんまり数は出回ってないのでメジャーではないです。
〇八寸帯(はっすんおび)
かがり帯〇
どちらも同じ意味です!
このタイプが1番よくあるので見つけやすいです♪
八寸の幅(だいたい30㎝くらい)に織られたものを、その幅のままお太鼓部分は2枚重ねてふちをかがってあるもの。
芯は入っていませんが、しっかりしてるので、
この八寸かがり帯は袷(あわせ)の時期も単衣(ひとえ)の時期も両方使えます!
つまり、夏着物の時以外のスリーシーズン
締めやすくて有名な博多織り(はかたおり)の帯も 八寸かがり帯タイプです
つるりとした質感の染めの小紋(こもん)着物に合わせるなら博多織りや、塩瀬の染め帯などのつるりとした質感の帯がオススメです♪
脱線しました。
次いきます!
〇塩瀬(しおぜ)などの染め帯〇
サラッとした着物のような生地に手描きで柄が染めてあるもの。
染め帯は九寸帯(きゅうすんおび)の種類のひとつです。
塩瀬帯も夏着物の時以外、スリーシーズン使えます♪
こちらが塩瀬(しおぜ)の帯。
サラリとして涼しげですよね?
染め帯は九寸帯(きゅうすんおび)の種類のひとつです。
九寸帯とは、、
側面を見るとわかりますが、
九寸の幅に織られた生地を、中に芯を入れて、縫い代をとって中に折り込んで仕立てられた帯のことです。
仕立てる前が九寸、ということ。
両サイドを折り込んで仕立てるので、完成品の幅は八寸帯と同じになります。
塩瀬帯も夏着物の時以外、スリーシーズン使えます♪
アンティークの染め帯も、同じです!
注☆
染め帯以外の九寸帯は、織りの生地で、芯も入ってしっかり感があるので袷(あわせ)着物の時期に締めます。
冬はいいけど、単衣の時期にはぽてっとして、暑そうですよね?
〇先取りで夏帯〇
単衣(ひとえ)着物の時でも、6月以降なら、帯や小物は先取りで、夏帯を締めるのも涼しげでOK!
その時は半衿、帯揚げ、帯締めも夏用のものがいいと思います
夏帯はキモノと同じで、透け感のあるものです。
芯が入っているものなどは完全には透けないですが、芯が透けて見えたら夏帯です!
こちらは絽(ろ)というシマシマ状に透け感のあるアンティークの夏帯。
染め帯以外にも織りの絽綴れ(ろつづれ)という物もあります。
アンティークの絽に刺繍の夏帯
また出てきたら写真載せます♪
例外として、透けていなくても、素材が麻の場合は夏帯です!
そして最後に、、
〇半幅帯〇
半幅帯はオールシーズン使えます!
浴衣にもキモノにも大丈夫ですので、普段着物を楽しむには最強です☆
困った時の半幅帯です!笑
ただし、浴衣用として売られているペラっとした1枚タイプのものは、着物には貧相になってしまうので、浴衣専用にするのがオススメです。
生地が2枚 袋状に縫い合わさったものはオールシーズンOKタイプと覚えて下さい。
普段、着物屋さんで売ってるのはオールシーズンタイプがほとんどですのでご安心を。
以上!
単衣(ひとえ)着物に合わせる帯はこんな感じです!
7.8月の夏着物に合わせる帯は、
夏帯か、半幅帯になります。
例外として、博多帯は浴衣や夏着物にも締められる、、と言われています
確かに、明るい色の博多献上(はかたけんじょう)帯などは透け感なくても涼しげです
お次は単衣や夏着物に合わせる
〇小物編〇
単衣(ひとえ)着物の時でも、小物は袷(あわせ)着物の時と同じですが、
6月以降で単衣着物に夏帯合わせる場合や、
7.8月の盛夏(せいか)には
半衿、帯揚げ、帯締めも夏用の透けたものを使うことが多いです!
シマシマに透けた絽の半衿や帯揚げがあるんです。
ぽてっとした秋冬用の縮緬(ちりめん)帯揚げなどはやはり暑苦しく見えますよね。ちりめんにも夏物の絽縮緬(ろちりめん)というものがあるので夏はそちらを使います。
最近では、高機能ポリエステルの夏素材としてセオアルフォというものがあり、帯揚げもセオのものが出てきました♪
ビーズの半衿というのもあって、ひんやり涼しげで夏にオススメ。
また、絽以外にも、手芸屋さんで売っているコットンレースや、オーガンジーのような透け感ある生地を半衿や帯揚げに使うのも可愛いです♡
みんな大好き!100円ショップや300円ショップのスカーフなども、ガーゼ素材などあって帯揚げ代わりに使えます♪
手ぬぐいを半衿にする方も。
プチプラで遊べるのもキモノのいいところ♡
夏の帯締めは、レース編みのようなものや、ビーズのものがあります。
こちらも見た目の涼しさ演出ですね。夏用のレースの帯締め持ってないわーって時は、帯留めを付ける用の細い三分紐(さんぶひも)に、帯留めのスタイルなら、
tentoオリジナルの三分紐(さんぶひも)
その他、夏用のレースの帯締めが作られ始めたのは昭和の中頃以降だそうで、
アンティークの時代は帯締めに夏も冬もなかった、ということで、夏でも帯締めは普通のもので!という方もいらっしゃいます♪
以上!
まぁ、こんな感じですので、
最近の主流はこうなのね~と踏まえた上で、個人では自由に楽しんで頂ければいいかなと思います。
単衣の時期は特にややこしいので、きっちりこの通りでなくても、
涼しげに見えればいっか!!の精神で、気軽に合わせてみてくださいね。
どんな着方、合わせ方をしようが所詮、普段着着物は私服です!!
逮捕されるとかないので~
基本を押さえたら、後は自分で好きなように楽しみましょうっ♪
細かいところは文章や写真だけではなかなか難しいと思いますので、
気になる方は、
お店ではいつでもご説明させて頂いてます。
ぜひぜひ実物、実例をたくさん見て、触って、
覚えていって下さいね♪
その他、解説シリーズ記事はコチラ↓
<解説>着物の季節って?袷(あわせ) 単衣(ひとえ) 夏物(なつもの) 番外編のウール着物など♪
☆完全予約制☆ ご試着予約、お問い合わせは
レンタルお申込みフォームから!コチラ
いつもありがとうございます
見たよ♪いいね!のかわりにポチッとクリックして応援して頂けたら嬉しいです!
着物ブログ色々見られます♪
キモノ屋 tento
滋賀県大津市唐崎1-20-34
077-532-2190
OPEN 12:00~19:00
★不定休 営業スケジュール
お問い合わせコチラ