ルール整備をした理由 | きものでおさんぽ、【着物十番】のブログ

ルール整備をした理由

着物のイベントを実施して数年が経ちました。
おかげさまで、規模が徐々に大きくなってきました。
昨年の合同きもの忘年会は170名、今年のお譲り会は来訪者300名位になったかと思います。
また、多様性という観点からみても、10代~70代まで、正当派、アンティーク好きなど、多様な着物好きの人に来て貰えるようになっています。

この人数のイベントになると、色々と考えるべきことが出てきます。数名だと考えなくて良い事だったのが、大人数だと色々と考慮・対策を考える必要がでてくることになります。
例えば、忘年会の受付や、お譲り会の待ち行列・待ち時間などは典型例でしょう。

従って、最近はイベントを楽しく企画・実行することに加え、トラブルを起こさず、無事にイベントを終了させることを念頭に、色々な準備をしています。
例えば、昨年の忘年会ではイベント保険に入っています。もちろんまだまだ経験が足りなくて、色々な見落としもあるかと思いますが、経験を積みながら改良をしていこうと考えています。

この、安全な運営の一環として、今年7月のパーティから、参加するに当たって、「こういう事をする人はちょっとご遠慮していただきたいです」というルールを掲示しはじめました。

この禁止事項、正直、かなりうるさいと思います。ただし、これは、先頭に立つことで初めて見えるいくつかの事柄を総合的に考えた結果です。そこら辺の事情について書きたいと思います。

例1.
着物十番のイベントは、SNSを通じて広告活動を実施しています。従って誰にでも見られる可能性があります。今年5月くらいから、自分のツイートが、性産業に属すると思われる人達やご自分の性癖を声高に主張するアカウントの方にRTされるようになりました。

例2.
過去に参加したイベントで、宗教勧誘をやられたことがあります。


着物十番のイベントは基本的に、参加者同士の交流をして友達ができるような仕掛けを考えてます。特に着物初心者の手助けがしたいと考えています。
しかし、広告活動にSNSを使っていることと、SNS上で集客しているイベントが誰にでも開かれていることは、同一ではないと考えます。

例1.の詳細は書きません。それぞれの個人がどのような性癖を持っていようと、それは本人のご自由にと思っています。しかし、上記のような交流を重視する性質のイベントに参加ルールを設けなければ、やがて着物好きで交流をしたいと集まってくれている若い人達が、性産業や悪徳商売などと接点を持つような手助けをすることになりかねません。当方としてはそのような行為が自分のイベントで行われる事は一切あってはならないと考えています。
(最近では、AVへの強制出演に関する裁判のニュースが流れたのをご覧になった人も多いでしょう)

合同きもの忘年会では様々なイベンターの人が共同で開催しているものですので、過
去にどのようなトラブルがあったのか、自然と情報が集まります。規模が大きくなってきた現在、ちょっと気をつければ避けられるトラブルを、そのまま放置することは主催者の信念として出来ません。

従って、厳しめですが、「こういう方はお断りさせていただきます」という記載を載せました。

繰り返しますが、各人がどのようなご趣味を持とうと、どのような主義主張をお持ちだろうと、どのような宗教にお入りになっていようと、それは各人の自由ですし、尊重します。しかし、若い人を食い物にする可能性があるような人の参加、場の雰囲気を壊したりトラブルを引き起こすような行為をする方は、当方としてはご遠慮頂きたいと思っています。

★★★禁止事項★★★

昨今、SNSを通じてのトラブル・犯罪が増えています。本イベントでは各種トラブルを回避するため、下記の行為をする人は参加禁止とさせていただきます。

◎政治的・宗教的およびこれに類する勧誘・主張
胡散臭いビジネスの類の展開
ナンパ目的での参加
いわゆるマルチ、ネットワークビジネス関連の方
性癖・性的な内容を含むブログやSNSの開設・利用をしている人
 (プロフィールやブログ内に上記内容がある段階でアウト)
着物系の商売・ご自分のイベントに関する過度な勧誘
”過度”とは、例えば、連絡先を聞き出して、その後自分の店やイベントに来るようにしつこく連絡することなどをさします。
女装・コスプレでの参加
公序良俗に違反する行為、犯罪行為
その他、日本の一般常識から逸脱するような行為をする方

もし、上記に該当する人間の申し込みが発覚した場合、申込キャンセル、入場・参加お断りをすることがあります。その際、入場料はお返ししません。



あわせてFAQもご覧ください。