人間、いくつになっても格好良く、美しく思われたいものだと思います。

僕は周りが引くくらいに思っています。

僕も漠然と、格好良さ、美しさについて、自分なりに基準みたいなものを持っているつもりですが、

では、「なぜ、それが格好いいのか?美しいのか?」と問われると明確な答えに困るものもあります。

どうして、こんな前フリをしているかと言うと、最近、読んだ本の中に、

「人間が格好良い、美しいと思う事、モノには、地球の重力に逆らっているか否か、が重要な判断基準となっている場合がある」、みたいな面白い事が書いてあったからです。

例えば、

背が高い人をカッコイイと思う。

足の速い人、または高速度の乗り物をカッコイイと思う。

高くそびえ立つ高層ビルをカッコイイと思う。

大空を自由に舞う鳥、飛行機をカッコイイと思う。

ツンと上を向いたバスト、オシリをカッコイイ(美しい)と思う。

などなど、「それらは、地球の重力に逆らっているから人間にカッコイイ(美しい)と思わせるのである!」

そして、

「特に、スポーツなんてものは、選手達が重力に必死になって抵抗して、速く走ったり、投げたり、飛んだり、もしくは、モノを速く投げたり、遠くに飛ばしたり、持ち上げたりするからこそ、人に感動を与えるのである。」

と、力説されてありました。

この本を読んで、「なるほどなぁ」と思いましたが、でも、それ以上に、失礼ですが、こんな下らないと言うか、どーでもいい事を真剣に考えて、その上、本まで出した著者のパワーに感心してしまいました。

そう言えば、「昨日読んだ本の話を友達にしようとしたら、その友達が同じ本について話し始めた」とか、「電話しようとしたら、その相手から電話がかかってきた」という偶然の一致と僕たちが呼んでいるものに、「何か偶然ではない意味、理由があるのでは?」と考え、真面目に研究した心理学のエライおっさんもいましたし、

現役時代に3度、三冠王を獲っている中日ドラゴンズの落合監督は、「バッティングの基本はセンター返しである!」と言う、普通の選手なら疑問すら抱かずに鵜呑みにしてしまうセオリーに、「どうして、センター返しが野球の基本なのか?」と疑問を持ち、仮説を立て、検証して明確な答えを導き出したそうです。

普段、当然、当たり前と思って何気なく納得してしまっている事に、時として立ち止まって、「あーでもない、こーでもない」と考えてみるのは案外、大事な事かも知れませんね。

僕も今夜は、

何も起こらないのは痛いくらいに分かっているのに、コンパの度に勝負パンツを履いて行こうとする自分について、その訳を徹夜で考えてみます☆