前回は、少しかじった本の中で、印象的であった、「食欲は本能ではない」について書きましたが、今回は性欲について、浅知識を駆使して書きたいと思います。


人間には発情期がありません(発情期はある、と言う説もあるそうです)。


「オマエ(オレ)は常に発情している!」なんて、比喩的に言う事はあると思いますが、


本来、発情期とは、「本能的に交尾をして、妊娠が促される時期」の事を言うようです。


つまり、発情期とは生殖、子孫を残す事を目的とした時期のことであり、人間は一年中、交尾(性交)をする事ができますが、妊娠を嫌がったり、実際に妊娠をしないために避妊をしたりする場合もありますから、人間の場合は必ずしも、子孫を残す事を目的としたものではないのがわかると思います。


また、動物は交尾の相手を、オス同士が闘うなどして残った相手、つまり、より生き残る確率が高い、強い存在を本能的に選びますが、人間の場合は必ずしもそうではありません。


まあ、仮に、「強者生存」を人間に当てはめたとしても、人間の場合、何をもって、「生存能力の高い」、あるいは、「強い」と言うかは、それこそ議論の分かれるところだと思います。


このように、性欲も人間の場合は「もはや、本能とは言えない!」となってしまうと、困った問題が生じます。


あの例の三段論法、


人間は動物である!

     ↓

そして、動物のオスは本能的に数多くのメスと交尾をする!!

     ↓

ゆえに、同じオスである男が浮気をするのは仕方のないことである!!!

     

と言う、男性お得意の言い回しが意味を持たなくなってしまいます・・。


誰か、新しいへ理屈を考えてください♪