本能とは、国語辞典を見ると「教えられなくても、生まれつき備わっている性質や能力のこと」となっています。


僕も、自分の行動の結果の説明(言い訳?)に、この「本能」と言う言葉を使うことが少なくないのですが、最近、熟読(すいません。また、チラ見程度です♪)した、ある心理学の本によると、どうも、心理学の世界では


「人間の本能は壊れてしまっている!」と説明するのが主流みたいです。


本によると、「本能とは、動物学的で、遺伝的に備わった、その種に固有で個体差のほとんどない行動様式で、個体の生存と種族の維持に関係する基本的欲求」とカッコ良く書いてあります。


例えば、動物なら、生きるために何を食べたらよいか、何を食べてはいけないかを本能的に区別して、必要な時に必要な分だけ食べ物を食べます。


好き嫌いは関係ないんですね。まさに、生きるために食べるんです。


これに対して、人間は食べ物に好き嫌いがあり、よほどお腹が空いている時以外は嫌いなものは食べなかったり、逆に、好きなものはお腹一杯の時にも食べたりします。


また、常に生きるために身体によい栄養のあるものを食べるかと言うと、そんな事はなく、身体によくないと言われる高脂肪、高カロリーのものをたくさん食べて、生きるため、と言うより、その逆の食生活を送っている人もいると思います。


本能である食欲が生存のために必要なものだとすれば、人間の食欲は生きるためだけでなく、好き嫌い(嗜好)が入っているため、また、偏食や食べ過ぎによって健康を害する場合すらあるので、純粋な本能とは言えないという事になるみたいです。


食欲が本能なら、「美食家、グルメのような存在はありえない!」と書いてありました。


僕も、ここらで壊れた本能を修復して、野生でも生き残れるシャープな身体を取り戻すため、食事制限を行いたいと思います♪


まあ、この場合も僕の意志、願望が入ってるため、本能とは言えないんでしょうね。