Googleブックスは電子書籍の本命か(第168回) 2011年1月7日 page:1/4 Googleブックスは電子書籍の本命か(第168回) 深川 岳志=テクニカルライター Google探検隊、今年最初の更新です。本年もよろしくお願いします。 さて、新年ということで、末広がりの話題でいきたい。これからの可能性を感じさせるサービスはなにかと考えた結果、筆者が思い浮かべたのは「Googleブックス」だ。世界中の書物を電子化するプロジェクトである。 昨年は電子書籍元年と呼ばれたが、ブレイク感に乏しかった。実際には、電子書籍を読むための本格的な読書端末(デバイス)が登場した年、という程度で終わった。 iPadやKindleを手にした時の衝撃が大きかったので、多くの人が「本が変わる!」と予感したわけだが、実際にはまだ出版社や印刷会社がコンテンツを用意したり、プラットホームサービスを立ち上げたりしている状況だ。 年末にぎりぎりサービスインしたサービスもいくつかあるが、いずれもまだ本格展開とはほど遠い。