電子図書館に格納される図書は巻物でなければならない。
10m、100mにおよぶ巻物でなければならない。
電子図書館は、巻物を管理する図書館である。
すべての図書が巻物になるとき、電子図書館が登場する。
電子図書館の中で、ページ形式の図書は、限られた存在でしかありえない。
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印刷と紙の限界から開放された電子図書館は、巻物の世界に突入し、現代の巻物として
復活する。
おそらく、この巻物化現象によって、日本語縦書きは、非常に衰退することになるだろう。
その一つの原因は、縦書き世界において、日本語と他の言語(英語など)の共存が
非常に難しいためだ。
(日本語で、外来語はひたすらカタカナ語にしていくのは、新聞縦書きという問題を
抱えているためだ。外来語のカタカナ語を生み出しざるを得ない現状がそこにある。)
日本語(文学を除く)多くを横書きにしざるを得ないだろう。
この横書き化現象が、日本の電子図書館の誕生を促す大きな要素になるだろう。