LC-MARCの誕生は1960年代に遡る。
OCLCの誕生は1960年代に始まる。
UTLAS,RLG をはじめ、世界中に書誌ユーティリティーが、雨後の竹の子のように登場した時代であった。
以来 40年が経過しようとしている。

Google にISBN を入力するだげで、数十から100件近くのデータがまたたく間にヒットする。

出版社をはじめ、書店、図書館という情報が、山ほどでてくる。
(さすがに、ISBNで図書館検索のデータがGoogleで直接検索できる
 ことはないが。)

これほどまで、書誌情報が溢れているのに、図書館では、書誌情報の入手が難しいという。

それは、MARCの呪いかもしれない。

書名や著者名は、固有名詞なのだから、それを認識するためには、それらを使うしかないでは
ないか。

出版社や書店は、もっと、PRしなければならない。
広告宣伝費が、インターネットに移行する中、出版社、書店は、書名、著者名をもっと
PRに活用しなければならない。
そのための努力が必要のように思われる。

図書館とのリンクも積極的に考えるべきだろう。

本を売るシステムが、書店販売、再販という形式から逃れれない。
この書店販売、再販は、ほんの2,3週間しか、店頭販売されず、しかも、その店頭販売も
広告のタイミングと一致するとは、かぎらない。
本当に売れる販売のあり方を誰かが構想する必要がある。

Amazon、GoogleのアフリエイトやWebサービスなどの積極的な展開が
日本ではあまり見られないように思われる。

Amazonなどの発展によって、和書の海外への販売量は増えているのだろうか。
海外に住む日本人にも、朗報になっているのではないか?