日本において、図書をスキャンするkとおは、タブー といってもよいかもしれない。
現在、世界中で、毎日 10万冊という規模で、スキャンされているのに、日本では皆無である。

AmazonやGoogleも、和書のスキャンを進めているが、日本国内では決してやろうとしない。
世界最大の和書の電子図書館作成作業は、アメリカでなされている。

Googleの通常の検索で、PDFデータを検索すると、検索該当箇所が、右枠で表示されるという機能が
立ち上がる。PDFの検索機能がどんどん進化している。
そのような技術を日本は、もっているのであろうか。

さて、私たち日本は、知らない間に、違う世界が発展しまったようだ。

日本で、スキャンされることのない和書。

さて、Google は、Google ブック検索にをするにあたり、図書の提供を呼びかけている。
スキャンはアメリカでなされている。
日本語OCR化を、大量の日本人を雇って行っていることだろう。
いくら完成度の高いOCRといっても、誤読が発生しないということもないからである。
OCR化されれば、どこで、作業してもよいので、日本国内でチェック作業を行っているのかもしれない。

さて、アメリカに運び込まれた図書は、返却しないという。
いったい、それは、どうなるのだろう。
アメリカに巨大電子図書館が出現すると同時に、和書の現物図書館も出現することになるだろう。
きちんと詰め込んで、管理すれば、図書館のような閲覧機能がなければ、倉庫に保管するだけで、
構わない。
このシステムが成功すれば、アメリカに和書の巨大コレクションが登場することになる。
国会図書館の納本システムを凌駕し、図書の単語レベルの検索システムとページイメージ復元
という、システムが登場するわけだ。
たしかに、出だしは、10万冊程度でスタートするかもしれないが、いづれ、和書 1000万冊(雑誌も含めて
週刊ジャンプ、週刊プレイボーイまで含めて)巨大図書館が、出現する日も近い。

世の中、第三セクターやNPOなど、いろいろな形式の団体があるのだから、政府や文科省などが、
Googleと、手を組んでもおかしくはあるまいが、たぶん、そのようなことがない。
著作権協会や図書館協会も、ここで、キャスティングボードを発揮する、めったにないチャンスであるが
それを、言い出す機会をみいだせないまま、時は過ぎるであろう。

もしかすると、Amazonあたりのなにか、企んでいるかもしれない。
(本を1冊づつ 保存するといったことを行っているかもしれないね。)

アメリカに出現する 和書の電子図書館と、和書の図書館である。
高機能検索システムである。

しかし、日本には、ない。

世界は機関銃が登場しているのに、日本には、火縄銃しかない と、いった感じでしょうか?