矢祭町からの呼びかけ


新設図書館の本、寄贈呼び掛け


 町には現在、図書館がありません。平成17年度の町民アンケートでは図書館建設の要望が一番多かったため、柔剣道場を改修して図書館を建設することにしました。
 そこで、自立の町の財政負担を少しでも軽くしようと矢祭町では町をあげて「もったいない運動」を展開し、図書の購入予算ゼロで図書館建設を目指すこととしました。
 全国各地から眠っている蔵書の寄贈をお願いし、矢祭町図書館で大切に保存し、活用いたしますので、図書の寄贈をお待ちしております。
 寄贈いただく図書の内容は問いませんが、雑誌・マンガ・文庫本以外でお願いいたします。なお、児童図書・絵本等は大歓迎です。
 送料は申し訳ございませんが、送り主負担とさせていただきます。持ち込んでもらっても結構です。図書は、冊数を記入して送付・持ち込みください。



10月4日 読売新聞の夕刊に、2ヶ月あまりで、20万冊が集まったという記事と写真が紹介されていた。
しかも、郵送料 送り主負担である。
もっと、がんばれば、1000万冊も夢じゃないと思われるが、そんなにあつまっても町も限界だろう。
当初の予定は、3万冊。それ以上の収容能力はないので、のこり、17万冊をどうするかが問題だ。

1年間 7億冊が、売買されている日本で、20万冊分が、家の中から、外に出たとしても、
20万冊分の隙間しか出来なかったことになるが、瞬く間に満杯になっていることだろう。

日本中で、図書の行き場を求めて、もがいているのが、出版業界には聞こえないらしいところが愉快である。

大規模図書の回収を行えば、どんなにすごいことが起きるか、見ものであるだけに、
行えないというのが、現状だろう。

一億冊あつめたところで、年間出版冊数の7分1に過ぎない。
年間 出版業界が廃棄している図書数もすごいものがあるだろう。
大体、週刊誌や新聞は、売られた傍から回収して、廃棄されているのだから
対したことでもないかもしれない。