コンピュータも普及しない1960年代、とんでもないことをやった人がいたことを紹介しなければならない。
それは、馬場重徳先生で、図書館短期大学の教授であった。
図書館というと、図書の目録をとることを教えていたが、この先生はそうではなかった。
ドキュメンテーションとよばれる学問を教えていた。
その一つの集大成は、Union Index と呼ばれる図書であった。(下記に国会図書館の目録データを示す。)
この著作は、Documentation 関連の図書58冊の総合索引である。
この本は、どのような構成になっているのであろうか。
実はこの図書は、その当時ドキュメンテーションを代表する58冊(洋書)を、意味ある学術語で、すべて分解して、索引として再編成したものである。
索引というと、ページだけが、書かれている感じがするか、この本では、どのような文脈でそれが用いられているのか、例示している。強いて言えば、Googleの検索結果やアマゾン中見検索で、どのような文脈の中でその言葉が登場しているのか、わかるようになっていた。
この本は1970年に刊行されているので、1960年代に編纂をしたことになる。
コンピュータもまだ、ろくに使えない状況である。
ひたすら図書カード(図書館カード)にタイプライターと手書きで、延々と作成し続けたのである。
数十万枚にものぼるカードを再編成したものである。
たった、58冊である。しかし、どんなにエネルギーを注ぎ込んでこの本が誕生したのであろうか。
馬場先生に教えを受けたものとしては、感慨深い。
さて、そこから、40年以上の月日がたっているのである。
ようやく、図書の中が検索できる時代になろうとしているのである。
人類の悲願が、一つ達成される可能性が出てきた。
それは、馬場重徳先生で、図書館短期大学の教授であった。
図書館というと、図書の目録をとることを教えていたが、この先生はそうではなかった。
ドキュメンテーションとよばれる学問を教えていた。
その一つの集大成は、Union Index と呼ばれる図書であった。(下記に国会図書館の目録データを示す。)
この著作は、Documentation 関連の図書58冊の総合索引である。
この本は、どのような構成になっているのであろうか。
実はこの図書は、その当時ドキュメンテーションを代表する58冊(洋書)を、意味ある学術語で、すべて分解して、索引として再編成したものである。
索引というと、ページだけが、書かれている感じがするか、この本では、どのような文脈でそれが用いられているのか、例示している。強いて言えば、Googleの検索結果やアマゾン中見検索で、どのような文脈の中でその言葉が登場しているのか、わかるようになっていた。
この本は1970年に刊行されているので、1960年代に編纂をしたことになる。
コンピュータもまだ、ろくに使えない状況である。
ひたすら図書カード(図書館カード)にタイプライターと手書きで、延々と作成し続けたのである。
数十万枚にものぼるカードを再編成したものである。
たった、58冊である。しかし、どんなにエネルギーを注ぎ込んでこの本が誕生したのであろうか。
馬場先生に教えを受けたものとしては、感慨深い。
さて、そこから、40年以上の月日がたっているのである。
ようやく、図書の中が検索できる時代になろうとしているのである。
人類の悲願が、一つ達成される可能性が出てきた。
請求記号 | UP54-21 | |
タイトル | Union index of books in the field of documentation. | |
出版地 | Tokyo | |
出版者 | Gakujitsu Bunken Fukyu Kai | |
出版年 | 1970. | |
形態 | 22, 657 p. 27 cm. (注: 前書き等22ページ 本文 657ページの意味) |
|
USMARC番号 | 73160680 | |
個人著者標目 | * Baba, Shigenori. | |
普通件名 | Information science -- Indexes. | |
普通件名 | Documentation -- Indexes. | |
NDLC | UP54 | |
LCC | Z666 | |
DDC | 016.029 | |
本文の言語コード | eng: 英語 | |
書誌ID | 000006123634 |