三井生命が大樹生命に社名変更しました。

2015年に日本生命の傘下に入り三井グループでなくなったのがその理由とか。

 

調べてみたら1927年に三井生命と名のりはじめたので90年以上の歴史があります。
社員はそのまま使いたかったろうな〜
三井の名の方が営業しやすいし、社員のプライドも保てるだろうし。。。

 

そもそも三井は江戸時代から続く日本の豪商の流れで財閥となって三菱、住友と並んで日本経済に大きな貢献をしてきました。

一方で日本生命は今でこそ日本一、二の生保業界の雄だけど、明治中期に誕生した三井から見たら新人でしかも業界限定の格下の会社。そんな傘下に入った三井生命にそのまま「三井」の名を名乗らせたくなかったのでしょう。

 

 

三井に限らず、当たり前ですが有名企業は自社の名前を勝手に使うことを嫌います。モノマネが当たり前のどこかの大陸国家と違い、ただ乗りはいけないことだという認識はありますし、それを禁止する法律もあります。

 

事実、三井もその名称を使うにあたって厳格なルールがあり、これまでに何度も裁判を起こしてきたそうです。

 

昔のことですから、三井から口約束で暖簾分けしてもらった人が悪意なく「三井」の名前を使うなんてことも多かったのでしょう。

 

名称を守るのは今で言えばブランディング一環です。

 

現在は、商標法に基づき商標登録さえすれば他人が勝手に使ったら警告をして使用を禁止させる権利が得られます。

10万円足らずでその権利を取得できるのでブランドを確立したのなら検討してみてください。

 

因みに、わたしの得意分野の株式投資型クラウドファンディング の略称の「IFO」(Initial fund Offering) はだいぶ世の中に普及してきました。私の造語で作った時に申請を出した当社の登録商標なんです。
どんどん使ってください。
IFOの普及はウエルカムです。

 

最近、クラウドファンディング のサイト運営会社(プラットフォーマー)のTVコマーシャルが全国でオンエアされています。

 

【夢見る人を、はじめる人に。】というタイトルで、女優の、のんとJASON ALLIN(Chaplinパフォーマー)演じるチャーリー・チャップリン共演が共演しています。

 

【夢見る人を、はじめる人に。】って素敵なキャッチコピーですよね。平穏な日常からちょっと勇気を出して、これまでと違うことにチャレンジをする。その時に必要なのは夢。

夢は人生を豊かにする。

 

そんなメッセージを感じました。

 

勇気を出して夢を見たい。そのためにはお金が必要。そんな方にクラウドファンディング は極めてローリスクで挑戦できる仕組みです。

 

インターネットを使って、不特定多数の人から資金を集めるクラウドファンディング ですが、法律上5つの種類の「型」があるのをご存知の通りです。

 

5つの型とは「寄付型」「購入型」「基金型」「融資型」「株式投資型」です。

詳しくは

https://ameblo.jp/kimipt/entry-12448281535.html

 

型を選ぶために必要なお話ししますね。

 

例えば、「自動車を買いたい」と思ったら、レジャーに使いたいのか、日常の送り迎えの足としての機能を重視するのか?モータースポーツとして楽しみたいのか、など価値観によってまずは車種を決めますよね。

 

さて、数百万円もする買い物です。当然、レジャーにも日々の買い物送り迎えにも、時にはスポーツ感覚でも乗りたいし、、、

 

人間は欲張りなものです。だからと言って、その全てを網羅します。と宣伝する自動車があったら、あなたなら飛びつきますか?

 

私なら、半端な車を作ったな。。。とメーカー開発者と広告担当者のセンスに疑問を感じると思うんです。

 

なんでもできるは何にもできない。と同義語です。

 

何を重視するかを決めれば、自ずと検討するべき車種が決まりますよね。

 

資金調達もそれと同じで、あなたが何を重視するかを決めるところから検討を始めることができます。

 

何を重視したら良いかわからない方もいるでしょう。そんなあなたには、対応策が3つあります。

 

第一案=結果を恐れずやってみる。

トライアンドエラーを繰り返し、その内にヒットするか、エラーを繰り返すうちに重視すべき何かが見えてくる。

この案だと、すぐに結果が出せるるかもしれないし、無駄な時間と無駄な授業料(浪費)がかかるかもしれない。起業家の中では目立つので、多数派と勘違いされているが実は少数派。

 

第二案=経験を積む。

経営者としての経験を積んで重視しべきものの意味がわかってから、挑戦する。

この案の場合は、堅実で着実だが長い時間がかかる。起業家に最も多いタイプ

 

第三案=人から指導してもらい学ぶ

成功者に学んだりコーチングやコンサルタントや起業塾で学ぶ方法。

この場合は、初期コストがかかるが、学ぶ先生を間違えなければ短時間で経営能力を上げることができる。起業家として2番目に多いタイプ。

 

読者はどのタイプですか??

 

自分が何を重視すべきかは分かっている方は、今度、5つの「型」の選び方のコツをテーマにブログを書きますね。

 

 

 

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「夢を語れ、旅に出よう。」

 

共感型クラウドファンディング 

プロデューサー

佐藤 公信

 

 今回はクラウドファンディング の種類とそれぞれの性格や特徴についてお話ししますね。

 

 ひと口にクラウドファンディングと言っても色々な種類がありますが、まずは共通点から。

「クラウドファンディングとは目標を持った個人ないし団体が、インターネットサイト上にその趣旨を開示し、広く一般大衆に資金を求める行為」です。多くの場合専業のサイト運営会社(=プラットフォーマー)に依頼してサイトに掲載します。

 一般の人の共感が資金を動かすと言うのがクラウドファンディングの原点です。

 

 因みにクラウドはcrowdで「群衆」です。IT業界で使われるクラウドコンピューティングのクラウドはcloud「雲」です。ま〜日本語で発音も表記も同じなので知らなくても大丈夫ですが。

 

 本題に戻って、クラウドファンディングの種類のお話です。

 クラウドファンディングは会計処理で分けると「売上タイプ」と「金融タイプ」の2つに大別できます。因みにクラウドファンディングは税務的にも同じ条件で分けられます。

 さらに規制する法律によって売上タイプは「寄付型」と「購買型」に分けられ、金融タイプは「融資型」「ファンド型」「株式投資型」に分類できます。

 つまりクラウドファンディングは「寄付型」「購買型」「融資型」「ファンド型」「株式投資型」の5つがあるわけです。

 

それぞれの機能と特徴は。

(1)寄付型

読んで字のごとく、寄付を求めるクラウドファンディングです。

被災した会社が自分で集めたり、被災者や恵まれない人を支援する団体が集めたりします。当然ですがただ掲載するだけで集まるわけではなく、集める人の努力に比例します。人々に共感されて寄付したいと思ってもらえる文書表現が成否の分かれ目です。

1案件あたり数万円から数十万円程度の調達実績が多いようです。

 

(2)購買型

前払いのインターネット通販だと考えると分かりやすいでしょう。「これからこう言う商品を作るので出来上がったら送りますので先に代金を払ってください」と言うものです。

受け取った代金を使って商品の開発をします。CDデビューしたいとか新商品を開発したいと言う人などが使っています。商品の魅力に共感した人が購入しますので、上手にその商品の説明をした人が成功します。上手に表現!がキーワードです。

1案件あたり100万円〜300万円が多いようです。

 

3融資型

現在のところ不動産を担保にして、融資型クラウドファンディングのプラットフォーマーから融資を受けると言うのが、国内に定着しています。融資を受ける人は不動産を担保に入れれば、お金を集める努力は不要でプラットフォーマーが集めてくれます。融資型は主にプラットフォーマーの資金調達手段として機能しています。

実績としては数百万円〜1000万円程度が多いようです。

 

4ファンド型

ファンド型は、主に会社が3年~5年の期間限定でお金を使わせてもらい、期限が来たら一括で返済(償還と言います)します。出す人はその会社や商品のファンで配当を期待して資金を提供するケースが多いのですが、投資自己責任です。

金融二種免許を持ち財務局から認可され、証券業協会からも認可をもらったプラットフォーマーだけが実施できます。

実績としては数百万円〜2000万円程度が多いようです。

 

5株式投資型

2017年春に始まった今注目の最新の方法です。クラウドファンディングが2.0になった(次のステージに上がった)と言われるゆえんです。

公募増資で出資をしてもらう方式で、新規株式公開と同じ形態です。したがって挑戦できるのは株式会社だけです。株式公開のIPOになぞらえてIFOと言います。
増資ですので、お金を出してくれた方は株主になります。事業の目的や社会的意義に共感して出す人や、儲かりそう!と利益に共感する人など様々ですので、経営者は事業目的に加え、自分の価値観(理念)と事業目的、事業計画を共感してもらえる形で文書で伝える必要があります。

銀行や証券会社と同じ金融一種免許を金融庁から取得し日本証券業協会からも認可をもらったプラットフォーマーの厳しい審査があり、合格率は2%と狭き門です。そのため、合格した会社は社会的に大きな信用を得ることになります。

実績としては2000万円〜5000万円程度と高額です。

 

以上の5種類があります。それぞれの特徴を認識して自分のやりたい事と価値観と照らし合わせて一番良い方法を選択することが、資金調達成功の鍵になります。

また、同じ型でもプラットフォーマーによって考え方や会員(資金供給者)のタイプも異なりますので、自分に合ったプラットフォーマーを選ぶことも成功の秘訣です。

 

何れにしても、プラットフォーマーにお願いすれば資金が集まると思うのは誤りです。銀行に行って融資申込書を書けば自動的に審査してくれるのとは違います。集める人の努力と工夫に比例して資金は集まります。逆に言うと融資の審査に通るか通らないかは銀行次第で何もできませんが、クラウドファンディングは集めたい人の情熱と努力次第で成果を出せる資金調達法と言えます。