あれとは違うこれ@川崎『M&C Cafe』 | 悪あがき女製作所

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-日日是好日をモットーに生きる女の戯言-
ラヴ☆蒲田

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いつの頃かわたしは「カレーよりも断然ハヤシが好き」と言っていた頃がある。

洋食屋sanや喫茶店でハヤシライスの文字をメニューに見つけると必ずと言っていいほど頼んでいた。

味が、というよりも思い出として忘れられないハヤシライスがいくつかあって

それは

・祖父と谷中のお墓参りの帰りによく寄った上野精養軒

・貧乏OLの休日喫茶店ランチの今は無き自由が丘の喫茶店、ピコ

・貧乏OLから一転、バブリーなフリーランスになった時に連れて行ってもらったキッチン・ボン

・恋愛や仕事にぐったりしながら夜遅く通ったピッティ    などなど。


そして仕事の途中でたびたび寄り、厚いFilofaxの手帳を広げながら食べた丸善ゴルファーズスナック。

忙しい時にサッと出てくるのが良かったし、ゴミゴミ混雑していないのも良かった。


ふと本を買いに行った川崎でその懐かしい名前を見つけて

「久しぶりにハヤシライスを食べよう」そう思ってお店に入った。


丸善ゴルファーズスナックはビルの屋上にこんなゴルフの練習場が?という場所の横に

え、ここ?というボロっちぃ喫茶店のような食堂のような造りのお店だった。

それから比べるとずいぶんと綺麗で上品である。


丸善ゴルファーズスナックで提供されていたハヤシライスはハヤシライスの発祥の1つと言われていた。

丸善の創業者の早矢仕有的が、幕末から明治の初めの頃に友人をもてなすために

あり合わせの野菜や肉類をごった煮して、ごはんを添えて出し
その料理が早矢仕有的の名字を取って、ハヤシライスと呼ばれるようになったという説だ。

(ちなみに他には上野精養軒の林シェフがまかないで作ったハッシュドビーフライスからという説も有り)


さてさて、前置きが長くなりましたがその丸善(本屋)のカフェへ。


ランチメニューは

A:フレッシュトマトの早矢仕ライス ¥1200

B:早矢仕ライス デザート付 ¥1300

※いずれもサラダ&ドリンク付


わたしが選んだものは


▼B:早矢仕ライス デザート付 ¥1300

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なんか見た目からして、丸善ゴルファーズスナックのものとは違う。

器やカトラリーや盛り付けははるかにレベルアップしているけれど、思い出のあれとは違う。




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なんとなく具ももっとごろごろとしていた気がする。



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一口食べてみると、うん、やっぱり違う。

どうやら今はカフェ・ド・クレアや蒲田東急にも入っているラ・クレアなどを運営する会社がやっているようだ。

だから以前の手作り感が消え、ちょっとレトルトな味になってしまっている。

だから、わたしのように懐かしさで入るとがっかりしてしまうかもしれない。



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だからこのお店は【あの店】とは違うものと考えて、

【今買った本を読みながらゆっくり過ごせるお店】そう使うのがいい。


そう、その使い方ならいいお店だ。

このお店はラゾーナにありながら、他のお店のように混雑していない。

なによりも本屋の中(隣?)にあるのがいい。

そして駐輪場から上がってすぐなのもいい。


ごちそうさまでした☆


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M&C Cafe 川崎店 (エムシーカフェ)


神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ1F
TEL:044-520-0215
営業時間:10:00~22:00
不定休(ラゾーナ川崎に準じる)

M&C Cafe 川崎店カフェ / 川崎駅京急川崎駅


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