来る日曜日は天皇賞・春!


つーことで、G1恒例の各馬私見のお時間です!p(^-^)q



1枠1番 ゴールドシップ


一昨年1番人気5着、昨年2番人気7着。その力量を考えると当レースとの相性はかなり悪いと言わざるを得ない。

超高速馬場と長距離戦特有のスローペースに多頭数と苦手な要素だらけ。

勝ち負けに持ち込むためには、スタートを決めて、否、出遅れたとしても、とにかく前に行くことが必須。とりあえず、最後は伸びる馬なので位置取りさえ確保しておけば、あとは地力でどうにかなる可能性もなくはない。

ただ、その前に行けるかどうかがかなり難しいわけで。この難しい馬をノリちゃんがどう御すか。馬なりで後方からでは昨年と同じだろう。策はあるのかノリちゃん!?



1枠2番 カレンミロティック


前走は勝負どころで内に詰まって、万事休すという競馬だったが、最後はもうひと伸びしており、思ってた以上にスタミナはある様子。

力の要る馬場のほうが向いているので、この高速馬場がどうかだが、先行力があり、力量的にも宝塚記念で2着しているように通用の余地あり。

人気次第ではかなり面白い一頭。



2枠3番 ネオブラックダイヤ


強調材料、皆無。



2枠4番 ラストインパクト


前走が案外。菱田騎手が消極的過ぎた感もある。そういう意味では今回、川田騎手に手が戻るのは大きくプラス。

さすがにこの距離は長い気もするが、京都外回りとの相性は良好。

昨年は先行して失速したが(9着)、この相手に勝ち負けするにはやはり先行するしかなさそう。

京都大賞典のような競馬をこの距離でも出来ればチャンスあり。



3枠5番 タマモベストプレイ


先行力と立ち回りの上手さは買えるが、相手が強い。



3枠6番 ホッコーブレーヴ


昨年3着。

高速馬場への適正高く、スタミナ面でも問題なし。調子も上向きの様子。昨年同様脚の使い方ひとつで上位に食い込んでくる可能性も。

ただ、このタイミングで田辺騎手から幸騎手に乗り替わるのは痛過ぎる。

田辺騎手のままだったら、積極的に買いたい1頭だったのだが……。



4枠7番 トーセンアルニカ


強調材料、皆無。



4枠8番 スズカデヴィアス


おそらく、ハナを切るのはこの馬か。展開の鍵を握る1頭。

京都適正は高く、その先行力は侮れないが、G1で上位争いするにはまだ力不足な印象。

展開に恵まれても掲示板があるかどうかでは。



5枠9番 クリールカイザー


先行力と立ち回りの上手さが武器。スタミナ面も問題なし。

G1で勝ち負けするには力不足な印象もAJCCで見せた有力馬を出し抜くような競馬が出来るようならノーチャンスではないかも。そういう意味では鞍上が田辺騎手に戻るのは大きなプラス材料。

稀代の戦略家・田辺裕信の手綱捌きに期待。



5枠10番 ラブリーデイ


年明けから重賞を連勝し、本格化を伺わせる。

京都記念を制したように京都との相性も悪くないようだし、先行力があるのも心強い。

ただ、前走を見てもやはり中距離でこその馬という印象で、この距離でこの相手だとちょっとしんどいかも。

ルメール騎手がその技術でスタミナ面をカバー出来るかどうかが鍵。



6枠11番 フーラブライド


そのスタミナの強靭さと京都適正の高さは侮れないものがあるが、さすがにこのメンバーに入ると力量面で見劣ってしまうのも事実。

穴馬として一考の余地もなくはないが……。



6枠12番 デニムアンドルビー


前走では意外な長距離適正の高さを発揮。いつもの他力本願なレースぶりではなく、ある程度積極的な競馬だったところも好印象。

さらに距離が伸びて良さが出る可能性もあるが、今の京都の高速馬場が合うかどうかは微妙なところ。

女版ゴールドシップ的な要素のある馬なので(笑)、このレースへの適正は疑問。

シップと同様に前に行けるのであればチャンスはなくもないかもしれないが……。



7枠13番 キズナ


1番人気に推された昨年はまさかの4着。

骨折の影響もあったのかもしれないが、本質的にはここまで長い距離は向かないだろうし、最後伸び切れなかったのはスタミナが切れていた可能性も。

復帰後の2戦も「らしさ」は見せてはいるが勝ち切れていないにも気になるところ。それでも人気は落ちないので積極的には買いづらい。

叩き3戦目で上積みはあるだろうし、力量的にもあっさりがあってもおかしくないが、この舞台では追い込みという脚質的にも信頼度はそれほど高くないかも。



7枠14番 フェイムゲーム


重賞4勝を誇り、長距離適正がかなり高い馬ではありますが、倒してきた相手がいずれも微妙。

G1では掲示板にすら載れておらず、一線級に混じるとやや見劣りする印象。寒い時期に強い馬でもあり、高速馬場の京都という舞台もどうか。

非凡なスタミナと持続力を武器にどこまでやれるか。



7枠15番 サウンズオブアース


レコード決着だった菊花賞で0.1差2着と高速京都の長丁場という舞台への適正はかなり高い。

前走はミルコが位置取りでしくじった感もあり、休み明けで0.3差4着ならまずまず。叩き2戦目の今回は上積みは大きそう。

ただ、この相手となると正攻法では厳しい印象も。立ち回りでカバーしたいところだったが、この枠ではそれも難しそう。適正の高さでどこまで戦えるか。



8枠16番 ウインバリアシオン


3年前3着、昨年2着と舞台適正は極めて高い。

二度目の屈腱炎からの復帰後は良化がスローだったものの、前走の日経賞で2着し、復調気配を見せた。

とりあえず、馬券的には押さえておいたほうが無難だろう。

ただ、やはり全盛期に比べるとそのパフォーマンスは低調。上位には食い込めても悲願のG1制覇までは厳しいか。



8枠17番 アドマイヤデウス


長期休養明け後にG2を連勝。素質馬が一気に本格化した印象。

日経新春杯ではどちらかと言うと立ち回りの妙での勝利だったが、日経賞は正攻法で昨年の天皇賞・春上位3頭を含む実力馬たちに完勝。その力量は本物の様子。この相手でも勝ち負けになってもおかしくなさそう。

ただ、距離に関してはやってみないとわからないという感じなので、ある程度誤魔化しの利く内枠が欲しかったところだが、よりによって大外枠に入ってしまった。

正直、かなりのハンデだが、野性の男・岩田騎手がこの枠でどういう競馬を見せてくれるか期待したい。



以上、17頭、各馬私見でした!