本日、某大手美容外科クリニックでの脂肪吸引の死亡事故について報道がありました。
脂肪吸引の安全性について疑問を抱く患者さんが多いのも事実です。
脂肪吸引に限らず、一般外科の全身麻酔を必要とする施術の場合でも、麻酔薬等のアレルギーや事故は、1万人に1人くらいの割合で生じる可能性があるといわれています。
ですが、当院では、万一このような事態が起こった場合でも迅速に対応できるよう、救急薬品を常備し、酸素投与の可能な全身麻酔機や、生態情報モニターなどを常備しています。
また、脂肪吸引の場合は、入院や安静などはかえってよくありません。エコノミークラス症候群といって飛行機や鉄道に長時間のることで、太ももの静脈に血栓ができ、これが立ち上がった途端肺動脈をつまらせる血栓になることがあります。同様に長時間の手術で、血栓ができることもあります。
術後早期離床が大切です。
当院では、脂肪吸引を短時間の日帰り手術でおこなっています。患者様に負担の少ない施術を負担の少ない麻酔で行うことがこのような合併症を防ぐことになるからです。
また、術後合併症としては感染等のリスクがあります。
感染等を防ぐために、術中に抗生剤の点滴投与を行っていますが、万が一このような症状がでて、処置が必要になった場合でも当院では施術の保障をしています。
こういった感染を防ぐためには経験豊富な医師の指示に従い、内服薬(抗生剤)をきちんと内服することが大切です。
また、こちらでも、きちんと問診、診察をいたしますが、高血圧や糖尿病などの既往歴のある患者さまや、腹部に手術痕のある患者様は、事前に申し出ていただくと助かります。
手術前は皆さん何かと心配かと思いますが、ご不明、ご不安な点がございましたらお気軽にご相談ください。