541冊目 ジェノサイド/高野和明 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ジェノサイド」高野和明著・・・★★★★

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。


2012年版このミス1位の作品。


日本、アメリカ、アフリカを舞台に、新人類の誕生と不治の病への新薬開発という壮大なスケールで描かれた作品。

新薬の開発に関しては相当な取材をしたらしく、専門的かつ綿密な記述で読んでいて圧倒された。

理系に弱い私にはちょっときつかったなー。

新人類の超能力はSFチックかつ大袈裟でエンディングは少々やり過ぎな感もある。


次は文系の頭に易しい本が読みたいな。。。(;´▽`A``


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