489冊目 叫びと祈り/梓崎 優 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「叫びと祈り」梓崎 優著・・・★★★

砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作。


昨年度の「このミス」国内3位の作品。

世界情勢を扱う雑誌記者の主人公が、世界各地で遭遇する事件を描いた5編からなる短編集。


いろんな国の情景を交えながらのストーリー展開は新鮮味はあるが、事件の盛り上がりは期待するほどでもなく、凡庸といえば凡庸。

プロットなのか文体のせいなのか、なんだか読み辛かった。


PR文の「選考委員を驚嘆させた」「美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生」「大型新人の鮮烈なデビュー作」は言い過ぎだと思う。。。( ̄_ ̄ i)


叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)/梓崎 優

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