470冊目 薔薇の葬儀/アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「薔薇の葬儀」アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ著・・・★★★☆

エロスと死、残酷と幻想、毒の禁忌、悪魔と愛――マンディアルグの世界は三島由紀夫や谷崎潤一郎との接近によりさらに豊穣な実りをもたらした。神秘的な女主人公の死の儀式を執行する4人の日本女性に捕えられた男の体験を描く「薔薇の葬儀」をはじめとして、作者晩年の傑作を収録した短篇集。


本書を読みながら、何故、人は危険な事に惹かれるのだろうかと思索してみた。。。

5秒で挫折した。。。f^_^;

理由などはどうでもいい。

人は、危険に惹かれ、死に惹かれ、更に、何故かそこにエロスまで感じてしまうのである。


マンディアルグの描く世界は狂気と幻想とエロスに充ち、読む者をその愉悦のお風呂へ浸してくれる。

読者にその気が無くとも、自らの奥底に潜むその本能を感じる事ができるのではないだろうか。

危険は承知で、ちょっと、覗いて見たくなる世界である。

ヘタすると、ズブズブと泥沼に引きずり込まれてしまう。


しかし本作は、芸術的文体のせいか若干読解力が必要だった為、私は泥沼に引き込まれずに済んだ。。。( ´艸`)


奇天烈なもんばっか読んで、変なオジさんと引かれてしまいそうなので、次こそはもう少しまともな本を読もうと思う。。。(^_^;)

それも、女の子受けがいい奴。。。( ´艸`)。。。余計に気持ち悪いって。。。(-_-メ


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