437冊目 ブラック・スワン/ナシーム・ニコラス・タレブ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「ブラック・スワン ~不確実性とリスクの本質~」ナシーム・ニコラス・タレブ著

■人間には不確実性を扱えない根本的欠陥があることを解明!
原書が刊行されたのは2007年4月。前著『まぐれ』同様、発売直後から、人間の思考プロセスに潜む根本的な欠陥を、不確実性やリスクとの関係から明らかにして、経済・金融関係者の話題をさらった。さらに、「サブプライムローン危機」が発生すると、「誰一人予想もしなかったインパクトのある事象」が起こる原因を原理的に明らかにした書として爆発的に読まれ、全米で150万部超の大ヒットを記録している。

■「ブラック・スワン(黒い白鳥)」とは何か?
むかし西洋では、白鳥と言えば白いものと決まっていた。そのことを疑う者など一人もいなかった。ところがオーストラリア大陸の発見によって、かの地には黒い白鳥がいることがわかった。白鳥は白いという常識は、この新しい発見によって覆ってしまった。
「ブラック・スワン」とは、この逸話に由来する。つまり、ほとんどありえない事象、誰も予想しなかった事象の意味である。タレブによれば、「ブラック・スワン」には三つの特徴がある。一つは予測できないこと。二つ目は非常に強いインパクトをもたらすこと。そして三つ目は、いったん起きてしまうと、いかにもそれらしい説明がなされ、実際よりも偶然には見えなくなったり、最初からわかっていたような気にさせられたりすることだ。

■世界の見方を変える書
私たちは自分で思っているほど実際には物事をよくわかっていない、とタレブは言う。彼はそんな現象を長年研究してきた。私たちはどうでもよくて取るに足らないことにばかり気をとられてしまう。そして相変わらず重大な事件に虚をつかれ、そんな事件が私たちの世界を形づくっていく。
本書でタレブは、私たちにはわかっていないとわかっていることのすべてを語る。「ブラック・スワン」に立ち向かい、それを利用できる驚くほど簡単な方法を提示する。本書の衝撃的な内容を読めば、世界の見方は一変するだろう。


久しぶりにノフィクション物です。

本書の内容を簡単に言えば、「将来を予測するのは不可能」という事みたいです。

その予測不可能な事象(ブラックスワン)は予測可能な事象よりもずっとインパクトが大きいという事みたいです。

例・・・大恐慌、ブラックマンデー、9・11テロ、サブプラ危機、ユーロ危機 etc…

よって、経済学者、確立論者、型に嵌った哲学者を徹底的にこき下ろしている。


エッセイ形式で書かれている為、そのような事を説明するのに、非常に分かりにくい文章と例えを以って長々と書かれています。

アマゾンの評を見ると、和訳が云々と言われてますが、訳以前の問題だと思います。

上巻を読んで放り投げました。。。( ̄Д ̄;;


要するに、危険はどこに潜んでいるか分からないという事です。

ハイ気をつけます。。。(;´▽`A``


ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質/ナシーム・ニコラス・タレブ
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