373冊目 汚れた街のシンデレラ/ジェフリー・ディーヴァー | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

ヘタな読書も数撃ちゃ当る

ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「汚れた街のシンデレラ」ジェフリー・ディーヴァー著・・・★★★☆

一日じゅうヴィデオの貸出しなんてうんざり―レンタル・ヴィデオ店で働くルーンは、おとぎ話と冒険が大好きな二十歳。ある日、延滞ヴィデオの回収にいった彼女は、顔なじみの老人が殺されているのを発見する。現場に残されていた一本のB級映画のヴィデオを手がかりにルーンは犯人探しを始めるが、やがて彼女はマンハッタンに隠された大金をめぐる事件の渦中へと…ポップに弾けるヒロインのちょっと危ない冒険を描く快作。


本書はリンカーン・ライム・シリーズで名高い、ジェフリー・ディーヴァーの初期(1988年)の作品。


レンタルビデオ店の女の子が、店の客だった老人の殺人事件に好奇心から首を突っ込み、老人が持つ100万ドルの埋蔵金を捜し出すという展開。


前半は殆ど青春ストーリーでスリル感は無く、後半から徐々に事件に巻き込まれていく。

リンカーン・ライム・シリーズの、あのみっしりとした緻密感、緊張感を期待すると、正直ユル~い。


まあ、この作品はこの作品で現代アメリカの娘が巧く書けてて良いのかもしれないが、特にジェフリー・ディーヴァーで無くても他の作家でも読めそうな気がする。


それにしても、著者の写真を見たらガッカリした。

もうちょっとカッコいいオジサンを想像してたんだが。。。( ̄ー ̄;


追記:トップにランキング系のIndexボタンを追加しました。現在、海外長編小説ベスト100が載せてあります。どうぞ、ご利用下さい。