239冊目 はつ恋/ツルゲーネフ | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「はつ恋」ツルゲーネフ著・・・★★★

16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと出会い、初めての恋に気も狂わんばかりの日々を迎えるが・・・。青春の途上で遭遇した少年の不思議な"はつ恋"のいきさつは、作者自身の一生を支配した血統上の呪いに裏づけられて、不気味な美しさを奏でている。


作者は19世紀ロシアの作家で本書は1860年の作品。


ある夏の日、少年が過す別荘の隣に綺麗なお姉さんとお母さんが越してきた。

主人公の少年はお姉さんにひとめ惚れする。

しかし、このお姉さん、むちゃくちゃ高飛車。

お姉さんのもとには毎日のように、伯爵やら医者やら詩人やら退職大尉やら軽騎兵がやって来ては、お姉さんにゴマを擦ったりみんなでゲームに興じたりしてお姉さんに気に入られるようにする。

主人公の少年もこれに負けじとお姉さんに気に入られようとするのだが、少年のお母さんは親子を嫌っている。

そんなある日、伯爵がお姉さんのことを庭で見張っているように助言する。

すると驚愕する事実が発覚する。。。

少年ははつ恋としてはかなり苦い体験をする。


当時としてはタブー破りの恋愛小説だったんだろうけど、現代の小説に慣れてしまうとこういう大仰な古典物はどう味わっていいものやら、う~ん。。。( ̄ー ̄;


はつ恋/ツルゲーネフ
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