「白夜行」東野圭吾著・・・★★★★
1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年…。
500P(単行本、文庫本は860P)の大作。
ストーリー展開、プロット、描写、結末、どれも大変優れていて高い人気と評価に頷けます。
ただ個人的に登場人物とその伏線がムチャクチャ多く、読んでいて「あれ、これって誰だっけ?」とか「この話の繋がりはどうなったんだっけ?」など混乱しました。
こういう長編大作を書く作者の意図と情熱は分かるんですが、ちょっと話を盛り込み過ぎな様に思います。
頭の悪い読者(私)の為にも、もう少しスッキリさせてくれると助かります。
せめて登場人物一覧を載せて~。( ̄_ ̄ i)
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