89冊目 重力ピエロ/伊坂幸太郎 | ヘタな読書も数撃ちゃ当る

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ある日突然ブンガクに目覚めた無学なオッサンが、古今東西、名作から駄作まで一心不乱に濫読し一丁前に書評を書き評価までしちゃっているブログです

「重力ピエロ」伊坂幸太郎著・・・★★★☆

兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは―。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。


今までとは又違う作風の作品。犯罪小説というよりも家族小説の色が濃くなった。その中に謎解きが織り込まれている。著者の作品はどれも肩がこらず気軽に読めるのが良い。逆に言えばもう少し深みがあればと思う。

「溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。」・・・紹介文ってなんでこうも仰々しいのか。。。


重力ピエロ (新潮文庫)/伊坂 幸太郎

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