キャラメルボックス ハーフタイムシアター | うまいもん屋に寄ってけて

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キャラメルボックスの2011ハーフタイムシアター、「水平線の歩き方」「ヒア・カムズ・ザ・サン」の大阪公演千秋楽を観てきました。

(ちなみに「ハーフタイムシアター」とは、キャラメルボックスのお芝居は通常約120分。それの半分の60分で1本のお芝居を作ったものです。)

約30分の休憩時間を挟んで、続けて上演されるのですが、この2作品タイトルが違うように別々のストーリーです。
(厳密に言うと、ちょっと関係あるのですがそれはまた別のお芝居が絡んできます)
ですから、「120分も時間が取れない。」とか「演劇ってどんなのかちょっと見てみたい。」とか「少しお手軽にお芝居を見てみたい。」とかいう方たちは、とりあえず1本だけ観ることも可能です。

内容ですが、東京公演も6月2日から始まるってことで、そんなにネタバレの無いように書いていきたいと思います。

「ヒア・カムズ・ザ・サン」
主人公の真也は触ったものに残った記憶が見える能力(サイコメトリー)を持っていた。
その真也が20年ぶりに帰国する同僚のカオルの父を迎えに空港に行く。
アメリカで映画のしているというカオルの父からみえた記憶は映画とは違うもの・・・

そして、真也に見えたものは。カオルの父の帰国の目的とは・・・

「水平線の歩き方」
ある日、社会人ラグビーの選手である主人公の幸一が酒に酔って家に帰ると、1人暮らしの自分の部屋になぜか1人の女性が。
彼女は・・・23年前に亡くなった母親のアサミだった。
小学校6年生で母親を亡くし、それまでの思い出とアサミがいなくなってからのことを伝える幸一。

母との会話で、自分自身の歩んできた人生を振り返って話す幸一。
その話をしっかり聞くアサミ。


ネタバレになっていきそうなのでチラシに書いてある内容的なことしか書けないなぁ・・・f(^^;)

とりあえず、どちらも「親子」のストーリーです。
親子の絆の大切さ、尊さ、温かさ。
そんなものが伝わってきて、元気になれたような気がします。

「水平線の~」には、再演ながらも(だからこそ)泣かされてしまいました(T0T)
そして、西川浩幸さんが体調不良で降板したことを受け、2作品とも出演している岡田達也さんは本当に頑張っています。


キャラメルボックスは東京の劇団ということもあり、やはり震災の間接的影響は大きいようです。
でも、そんな中彼らは「演劇しかできないなら、目一杯演劇をする」と決め、精一杯頑張るようです。
もし、時間のある方は劇場に足を運んで、応援してあげてください。

上演する日によってどちらのお芝居が先になるかは劇団のホームページ(http://www.caramelbox.com/)などで確認していただければいいのですが、個人的には「ヒア~」→「水平線~」の順で観る方が好きかな。

そのほか、緊急追加公演も行っています。詳細も劇団ホームページで確認してください。