子供が道に迷っている。
その時、まず光をつけてやること。それで道が照らされる。
その道の中でいずれが正しいか。これをたのしく教える。
これが賢明な親のやり方であろう。
いかなる場合でも心を開く。まず自分の心に光をつけること。
相手を明るく照らして道を教えることが大切である。
(「常岡一郎一日一言」(致知出版)より)
子供が何の悩みもなく育つということは、まずないことでしょう。
友達関係、勉強、将来のこと、たくさんのことで迷うのが子供です。
悩み、迷うから成長するとも言えます。
そんなとき、
子供は暗闇の不安のなかで、まず自分のまえにある道を照らして欲しいだけなのに、
いきなり「こうしなさい」とか「なんでそうするの?」とか
親の我欲から、ますます道がみえなくなるように邪魔したり攻撃する親がいるようです。
そうなると子供は心を閉ざし、ますます暗闇のなかに迷い込んでいきます。
邪魔ばかりする親が近くにいるのだから、あたりまえと言えば、あたりまえです。
子供に接する親自身がいつも明るく、上機嫌であることが一番大事でしょう。
そして、すべてが明るくなるように子供と道を照らしてあげることでしょう。
いつも怒って機嫌の悪い親とか、暗くて最悪ですよね。
この道に行けといきなり押し付けるのではなく、
全体をあかるく照らして、まずは安心して道を選べる状態にしてあげることです。
子供を導くのは、すべて親自身の心の問題とも言えるように思います。
親自身の成長のための修行ですね。