和田峠は八王子市恩方と相模原市藤野あたりをつなぐ、東京神奈川を代表する峠です。
相模原側が「裏和田」、八王子側が「表和田」と俗称されています。
これまで私は2度表和田から和田峠に挑み、2度とも脚付き敗戦を喫しています。
しかし八王子から和田峠に到達するにはもう一つ道があるそうです。
そのルートを行くライドが企画されていたので飛び入りさせて頂きました。
(©HAOさん)
メンバーは左からへるはうんどさん、
トミィさん、
HAOさんのRapha CLIMBERジャージ3人衆。
示し合わせてもいないのにジャージの色までシンクロする奇跡っぷり。
先が思いやられ楽しみです。
高尾駅集合ですが、私以外は皆さん輪行。
(©へるさん)
夏としては気温が高くなかった日なのですが、念のためWボトル体制で輪行袋を括りつけています。
へるさんとトミィさんはコインロッカーに輪行袋を預けて身軽になっていますが、この選択が後々響いてくることに・・・・。
高尾駅を出発して陣馬高原下まではもう皆さん走り慣れた道です。
(©へるさん)
ただし和田峠と入山峠の分岐をこの日は左折せず直進。
入山峠の入口もスルーして先に進みます。
(©へるさん)
このまま進めば第五林道を抜けて和田峠。斜度は表和田ほどでは無いけど一時的に和田峠よりも標高は高くなります。
第五林道ってことは第一から第四まではあるってことか!さすが相模原いよいよ林道につける名前も枯渇してきてナンバリング始めたか!
素で勘違いしたことをさとられぬように表和田を通らずに和田峠に至る醍醐林道を行きます。
この日は山の日ということもあって高尾駅には多くのハイカーがいました。
あの人たちもきっと陣馬山目指して和田峠を登るだろうと言う予想のもとHAOさんが選んだルートでしたが、ハイカーとは全く出会わず林業関係の車両とたまにすれ違うだけで走れました。
(©へるさん)
路面は前日の雨のせいか若干ウェットで石も多かったのですが、登っているのでスピードが出ずに回避は比較的容易。
しかし表和田よりも斜度が無い分距離は長め。時々写真撮影タイムと称して脚付き休憩をはさみながら一桁スピードで進みます。
(©へるさん)
しかし醸しだされる雰囲気はもうトトロの森か?
鬱蒼と茂る木々の間を縫って走る林道が続きます。
最後にちょっとしたグラベル区間もありましたが、和田峠に到着。
HAOさんの言葉に嘘はなく、確かに表和田よりは楽。
でも距離長いので結局どっちもどっちでしょうか。
でもハイカーがいなかった分醍醐林道の方が楽かな?
(©へるさん)
和田峠で一息入れたら裏和田方面に下ります。
この裏和田にこの日のメイン激坂ラピュタ坂があるのです。
(©へるさん)
ラピュタといえば龍の巣の中にあると相場が決まっています。
なので龍の巣に向って進みますが、ここもすでに良い加減の斜度。
(©へるさん)
そしてたどり着いたのがここ。まさにラピュタの入口龍の巣を髣髴とさせる凶悪な斜度と狭い道幅。
一同顔を見合わせますが、その表情は半笑いというか虚脱感満載というか・・・
ここまで来て挑まずに撤退するのも何なのでHAOさんから意を決して龍の巣に挑みます。
(©へるさん)
2番手で挑むのは私。
(©へるさん)
3番手はトミィさん。
写真に見える右カーブの斜度が緩むこと無く延々と続くのがラピュタ坂。
あまりの斜度と距離のため程々のところで、脚を付いてこれ以上行くのを諦めます。
今までの登った坂の中で一番あっさりと諦められました。
ちなみに一番上まで登ったのはへるさん。
絶妙なバイクコントロール見た目に反した強靭な体幹を駆使して脚付き無しで中盤まで登りますが
(©へるさん)
途中でバイクを投げ捨ててTHE END。
しかしこのラピュタ坂の試練はまだ半分しか終わっていません。
(©へるさん)
これだけの斜度を登ったということは降りなければならないということなのですが、グレーチングに隙間があったりコンクリートが割れていたりで難易度はさらにアップ。
全員でバイクを押しておりましたが、これが結構肩や手に負担で地味にダメージを負ったのでした。
続く