ありがとう、さようなら、原発 | サムライ菊の助「畑日記」

ありがとう、さようなら、原発

九州各地の脱原発の団体の方々と一緒に、福岡市のど真ん中にある、九電本社の「電気ビル」に行ってきた。玄海原発と川内原発を今後どうするのか、広く公開された場での話し合いを持つことを求める為。

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黄色い服のマスクの女性は、電磁波反対も訴えていた。

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ここが、「電気ビル」のきらびやかなロビー。この若い受け付け嬢が将来結婚をして子供を生む時の為にも、九州にある原発を止めなければ。(大きなお世話か)

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初めの交渉は、こんな狭い部屋で行われた。みんな、憤慨していた。

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交渉の内容が外で報告されたが、納得がいかないので、さらに詰め寄る場面もあった。

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この方は、長崎の原爆で被曝し、最近はストロンチウムの影響で足が不自由になってきたそうである。放射能の怖さを訴えておられた。中での交渉の場が狭くて、立ち通しで、椅子も与えられなかったと嘆いておられた。

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中で交渉している間、外で歌を歌う女性がいた。とてもいい歌だった。

題して、「ありがとうさようなら原発」




ありがとう さようなら 原発

今までは お世話に なったけど

何かあったときに あなたが出す粒子が

私たちの子どもを傷つけるから

ありがとう さようなら 原発





「原発は いらない」


原発は いらない

でも やり方が わからない

脱原発が 脱原発が したい

放射能から逃げたい

でも逃げ場所がわからない

発電所は 日本全国に できてる


健康に育てたい

でも やり方が わからない

食べ物が 飲み物が こわい


原発のない日本を

一緒に作っていきたい

あなたとも 考えて いきたい



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福島から九州に避難してきたという母子。震災前から「ハイロアクション」という活動をしていて、福島の原発を止めようとしていたが、事故がおきてしまったそうだ。
玄米ヨーグルトを作ったことがあり、私のことを知っていると聞いて、びっくり!




大分でも、4月26日に、九電大分支店に要望書を提出する。

畑のレストラン・ひだまり」の、けんちゃん、ゆみちゃんがチラシを作った。

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熊森の活動にしても、今回の活動にしても、いつも、率先して手を挙げ、声を上げる。熱い二人をみんなが支える。

当日は、13時から、大分のトキハ前でチラシを配り、14時に九電大分支店に要望書を提出する。

皆さんのご参加をお願いいたします。思い思いのプラカードを作ったり、独自のチラシを作ったり、歌を歌ったり、それぞれのやり方で参加してほしい。

私も、また、横断幕を作った。

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今回は、柔かい言葉にした。闘うのではなく、電力会社の人と一緒に、持続可能な、安心な社会を作っていきたいと思う。

チラシも作った。インターネットで知り合った「テラさん」の文章を要約したり、自分の考えを加えさせていただきました。(快く、ご承諾をいただきました)


今回の福島の原発の事故によって、たくさんの方々が甚大な被害をこうむることになってしまいました。当然、原発は危険だから無くした方がいいと言葉に出すと、

“原発が無くなると電気が足りなくなってしまうじゃないか”

という議論がされてしまいます。
しかし、私は、その議論自体が、間違っているのではないかと思うのです。
今回の福島原発事故で、原発の事故は、それが一度起きると、多くの方々の生命を脅かすものになってしまうことが分かりました。
放射線の被害、これが実際にどのレベルまでであれば人体に有害ではないのか、ということについては、色々意見が分かれていて結論が出ていません。しかし、放射線の数値が大きくなればなるほど、健康被害のリスクが高くなっていくということは間違いのないことでしょう。
ですが、例え将来、癌や白血病になったとしても、因果関係が証明できないので、国からも電力会社からも補償はありません。
健康被害の境界線がはっきりしない以上、自分やその子供たちの健康は、自分たちで守るしかありません。
水が飲めない、綺麗な土や空気から育った野菜や果物が食べられない、海で育った魚が食べられない・・・。
今回の福島の事故により、原発事故が起きると、人が生きるためのもっとも基本的な要素である、空気、水、食べ物に影響が出てしまうことがわかりました。
そして、ここで私が問いたいのは、

原発を止めることによって電気が足りなくなることは、そもそも、空気、水、食べ物を失うことと、比較できることなのでしょうか?

ということです。
今まで、すでにチェルノブイリや、スリーマイルや、日本でも大小様々な事故が起きていました。新たな原発の計画も進んでいました。
にもかかわらず、私自身は、今回の事故が起きるまで、原発を無くす為の積極的な行動に出ることはしませんでした。
しかし、私たちは、少なくとも今回、実際にこのような事故が起きてその実態を知ることになったのです。知った以上、行動を起こさないのは、推進しているのとあまり変わりはありません。
私は、すべての原発を撤廃すべきだと考えています。
今動いている原発を停止しても、ずっと原子炉を冷やし続けなくてはならないこと、使用済みの核燃料は何万年も管理しなければならないことも知りました。子どもたちに押し付けてしまう巨大な負の遺産に、途方に暮れてしまいます。
しかし、私たちは、少なくとも、原発撤廃に向けて、前進していくことは今すぐできます。
これから未来を切り開いていく子供や子孫に、新鮮な空気、清らかな水、新鮮な海の幸、山の幸を残していきたいと思うのです。
それと比較できることが、一体他にあるでしょうか。

                       大分県豊後大野市千歳町長峰425  小原伸一





長くなりましたが、最後にガンジーの名言をどうぞ。




自分が行動したこと
 
すべては 取るに足らないことかもしれない

しかし、行動したという

そのことが 重要なのである




世界の不幸や誤解の

四分の三は

敵の懐に入り

彼らの立場を理解したら

消え去るであろう



「目には目を」

という考え方では

世界中の目を

つぶしてしまうことになる



握り拳と 握手はできない




明日死ぬと思って

生きなさい

永遠に生きると思って

学びなさい







原発反対の行動をするに当たって、たくさんの方から、ご賛同や励ましやご心配のメッセージをいただきました。

皆さんの温かい心と共に参加いたしました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。




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